【閲覧注意】行方不明になったインドネシアの男性、巨大なヘビのお腹から発見される
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インドネシアで行方不明になった男性を捜索中、村人が大きなヘビの胃の中から遺体となった彼を発見した。
●両足や靴も胃の中に残っていた
その男性はSulawesi島に住むAkbar Salubiroさん(25)。彼は日曜日にパーム油を収穫するために農園へ行ったきり、24時間たっても家に戻ってこなかったという。
村人らはそのことを警察に通報。要請を受けた現地の警察が付近の捜索を始めたが、結局Akbarさんを見つけることはできなかったそうだ。
その後、村人たちは近くの溝で動かなくなった大きなパイソンを発見。もしやヘビがAkbarさんを飲み込んだのではと疑いを深め、パイソンの腹を割いてみることに。
するとそこからAkbarさんの遺体が出てきたという。その時、撮影された写真には、彼の両足がそのまま残った様子が捉えられている。
村長のSalubiro JunaidiさんはJakarta Postへの取材に対し、次のように語っている。
「人々は、Akbarさんがヘビのお腹から発見される前、ヤシ林の中から悲鳴を聞いていました。その後、彼の靴もヘビの胃の中に残っていました」
●子供が被害に遭ったという報告も
彼を襲ったのは網目ニシキヘビという世界で最も大きな種類とされ、長さは約7mもあったという。
通常、獲物を窒息させてから飲み込むと言われ、滅多に人を襲うことはないが、時折小さな子供や動物が食べられたという被害が報告されるそうだ。
Brawijaya University大学のNia Kurniawan氏はBBCの取材に対し、次のように語っている。
「このサイズのパイソンはイノシシや野犬など大型の獲物を襲うことがあります。通常は人間が住む地域を避けますが、アブラヤシ農園はイノシシや猿、犬などを惹き付けるため、良い狩場と思ったのかもしれません」
パイソンは大きなもので10mに達すると言われているが、これまでで最大のものは2011年にアメリカのカンザス・シティで捕獲されたパイソンで、7.6mもあったという。(了)
出展元:BBC:Indonesian man’s body found inside python – police(3/29)