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アップルストア内でiPhoneのバッテリーが発火、煙が出て50人が店内から避難

アップルストア内でiPhoneのバッテリーが発火、煙が出て50人が店内から避難
Twitter/Experimac Seattle

スイスにあるアップルストアで、iPhoneのバッテリーから煙が出て、数人が治療を受けたと報じられている。

 

バッテリーを外した瞬間、発火

 

その事件が起きたのは1月9日。場所はチューリッヒにある、中央駅近くのアップルストア内とされている。

 

チューリッヒ警察によればこのボヤ騒ぎは、修理を担当する者がアップルストア内で、iPhoneからバッテリーを外そうとした時に起きたという。

 

そのバッテリーは過剰に熱を帯びており、その後発火。修理担当の手を火傷させ、同時に店内にわずかに煙を立たせたそうだ。

 

そのため当時、店内にいた50人の客と従業員は避難を余儀なくされたとか。

 

7人が治療を受けるも入院の必要なし

 

しかしその後、スタッフは冷静に対処。すぐに警察に連絡し、バッテリーにも消化するため粉末をかけたという。

 

警察も声明で「スタッフはよく的確に対処しました。彼らは加熱したバッテリーにケイ砂をかけました。そのため煙は収まり、換気扇のスイッチが入った時には吸い込まれていきました」と語っている。

 

また50人の客のうち7人が治療を受けたが、入院の必要もなく、軽いケガですんだようだ。

 

現在、チューリッヒの科学捜査研究所は、今回の事件の原因が本当にバッテリーにあったのかを確定するため、調査を行っているという。

 

またアップルは警察が声明を出した段階では、まだ正式なコメントを発表していなかったと言われている。

ソフトのアップグレードも計画

 

iPhoneといえば、アップルは先日、古くなったバッテリーの寿命を長持ちさせるために、スマホの速度を故意に低下させたことを認めた。

 

その後、同社はバッテリー交換の費用を下げることを発表。さらにバッテリーがどの程度老朽化しているのかをユーザーへ正確に示すため、ソフトのアップグレードを計画していることを明らかにしている。

 

今回の事件ではまだバッテリーの老朽化と発火との因果関係は明らかにされていないが、ユーザーを不安にさせる出来事だったと言えるかもしれない。(了)

 

出典元:MailOnline:Fifty people flee Apple store and one worker suffers burns after smoking iPhone battery overheats in Zurich(1/9)

出典元:KESQ:Smoking iPhone battery forces Apple store evacuation(1/9)

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