キリンの赤ちゃんが飼育施設から脱走、動物園内でスタッフと追いかけっこ
アメリカの動物園でキリンの赤ちゃんが施設のフェンスをくぐり、園内を逃げ回る場面が捉えられた。
スタッフが追いかけたり、行く手を遮ったり
その赤ちゃんを飼育していたのはインディアナ州にある「Fort Wayne子供(ふれあい)動物園」
今週の月曜日、生後6カ月になるメスのキリン「Thabisa」が小屋のフェンスを抜け、園内の駐車場の近くへ逃げるという事態が起きた。
動物園のスタッフは無線でこの事態を聞き、すぐに集結。逃げ回るキリンの赤ちゃんを追いかけたり、両腕を広げて行く手を遮ったりしたという。
その結果、約2時間後には赤ちゃんをなだめることに成功。無事、母親がいる小屋へと戻すことができたそうだ。
逃走は40年で初めてのこと
キリンの赤ちゃんが逃げ回った時、駐車場は一般には開放されておらず、訪れていた客には影響はなかったとか。
しかしこのような逃走劇が起きたのは、キリンを飼育してから40年で初めてのこととされている。
Young giraffe makes brief escape at Fort Wayne zoo. https://t.co/yewYCtc5rz pic.twitter.com/0jYCxmdsY4
— Detroit News: Nation (@dn_nation_world) April 24, 2018
動物園はその後、ツイッターで声明を発表。「Thabisaは冒険の後、無事で落ち着いており、これからも母親と共に飼育施設にとどまる予定です」とコメントしている。
また動物やスタッフの継続的な安全を確保するため、キリンの展示を見直し、特別な予防策をとるつもりだと発表した。
スタッフは動物が逃げ出した時のために訓練を行っているというが、まさかキリンの赤ちゃんが逃げるとは想定していなかったに違いない。(了)
出典元:ABC News:Young giraffe is back with her mother at Indiana zoo after escaping into parking lot(4/24)