死亡したと思われていた男性が葬式の直前にバーで発見され、家族や村人も大喜び
アフリカで死亡したと思われていた男性が、葬式の日にバーで飲んでいる所を発見され、話題になっている。
●発見された遺体を家族が確認する
その出来事が起きたのはケニヤのMigori郡、Awendoの近くの村。
村では、バイク・タクシーの運転手をしていたWilson Oluochさんという男性が、3週間前から姿を消していたという。
その後、サトウキビ畑から腐敗した男性の遺体を発見。Wilsonさんの家族は、遺体を彼だと認めたそうだ。
●葬式の直前に目撃情報が入る
その後、Wilsonさんの葬儀の準備が始まった。住んでいた村のそばに墓穴が掘られ、やがて彼に別れを告げるため、悲しみに暮れた多くの参列者が集まったという。
しかしお葬式が始まる直前になって、誰かが家族に報告。Wilsonさんとみられる男性が、Rongoという村のバーでお酒を飲んでいると伝えたそうだ。
報告を受けた親戚らはそのバーへ急行。すると確かにそこにWilsonさんがおり、しかも死んだのではなく、死ぬほど酔っ払っていたとされている。
Wilsonさんによればある夜、酔っ払って家に戻った後に自分が情けなくなり、そのまま姿を消して新たな人生をどこかでやり直そうと考えていたという。
●葬式から一転、お祝いパーティに
彼が生きていると知った家族や村の人々は大喜び。さっそく葬式は中止され、お通夜の代わりにお祝いのパーティを開くことになったそうだ。
ただしルオ族の文化に詳しい村の長老からは、Wilsonさんが村に入れるのは浄めの儀式を行ってからだ、と言われたらしい。
その後、死亡した人物は誰かという問題が浮上したようだが、遺体は一旦村の死体安置所に戻され、現在身元を知っている人が名乗り出るのを待っているという。(了)
出展元:Mirror:Funeral called off after ‘dead man’ spotted drinking in bar nearby as mourners arrived to say goodbye(4/3)