6才の男児がランニングマシンで走らされ続け、父親から過酷な虐待を受ける
父親が6才の息子を殺したという事件の裁判が、現在アメリカで進行中だ。その中で、父親が息子を虐待していたと考えられる証拠映像が公になった。
父親は息子をランニングマシン(トレッドミル)に乗せて走らせながら、マシンのスピードをどんどん上げていく。父親は、息子が「太り過ぎ」だからそうしたと言っている。
フィットネスセンターの監視カメラ映像
ニュージャージー州オーシャン・シティで先日から始まった裁判で、その映像が公開された。同州内にあるフィットネスセンターの監視カメラが録画したものだ。被告である父親のクリストファー・グレゴール(31才)が、息子のコーリー君を無理やりランニングマシンで走らせる様子が映っている。
父親は走行ベルトの速度を上げて行き、コーリー君がついて行けずに転ぶと、身体を持ち上げて強制的にベルトの上に乗せる。
映像が法廷で流された時、その場にいた母親は、虐待される息子を見て泣き崩れたと報じられている。
下にあるのはXでシェアされている動画。時々聞こえる音声は、この映像を見せながら法廷で説明している人のもの。
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In a disturbing case, a New Jersey father, Christopher Gregor, is on trial for forcing his 6-year-old son, Corey, to run on a treadmill because he believed the child was “too fat.”The boy’s mother, Bre Micciolo, testified in court about the events leading to Corey’s… pic.twitter.com/eeONa1k8f9
— TheRealBiffBifford™ 🇺🇸 (@TBifford) May 1, 2024
数週間後に死亡した息子
父親のグレゴールは、日頃から息子を虐待していたと報じられている。共同親権を持つ母親は、息子の怪我を州当局に報告し、ケースワーカーとともに息子を病院に連れて行ったと証言した。
コーリー君は、ランニングマシンの件があってから数週間後に死亡した。朝起きるとろれつが回らず、足がもつれ、病院でのCTスキャンの最中に発作を起こしたとのこと。病院のスタッフが救命措置を施したが無駄だった。
検死の結果判明した死因は、恒常的に外部から受けた鈍力による心臓と肝臓の損傷と急性炎症、および敗血症だった。この件を担当した法医学者は、父親のグレゴールは殺人罪にあたると判定している。(了)
出典元:Independent:Video shows boy, 6, forced to run on treadmill for being ‘too fat’ before allegedly being murdered by dad(5/2)