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【ブラジル大洪水】屋根に残された1頭の馬を発見、救出作戦が成功

【ブラジル大洪水】屋根に残された1頭の馬を発見、救出作戦が成功
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ブラジルで発生した大洪水により、馬が屋根に取り残され、その後無事に救助された。

 

ヘリコプターで撮影中に馬を発見

 

ブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州では先日から大規模な洪水に見舞われ、すでに100人以上の死者が確認されているという。

 

そんな中、先日、テレビのカメラクルーがヘリコプターで撮影中、屋根に残されている1頭の馬を発見した。

 

この馬はやがて全国的な注目を集め、SNSのユーザーはその馬を「カラメロ」という愛称で呼び、多くの人々が救出するよう求めたそうだ。

 

救出作戦に消防士や兵士、獣医師も参加

 

「カラメロ」は州都のポルト・アレグレにあるCanoas市で発見されており、数日間も屋根の上にとどまっていたと考えられている。

 

最初に発見されてから24時間後の5月9日には、救出作戦が行われ、消防士や兵士、獣医師やその他のボランティアも参加したという。

 

救出作戦には、ゴムボート4隻と支援船4隻が参加。消防士と獣医師が「カラメロ」のいる屋根にたどり着き、鎮静して動けなくした後、体重が770ポンド(約350kg)もある馬をゴムボートに乗せて、救助することに成功した。

 

極度の脱水症状を示す

 

その後、「カラメロ」は大学付属の動物病院に運ばれたが、当時は極度の脱水状態だったという。

 

また「カラメロ」の年齢は7歳ほどとみられ、荷車を引くなどの労役に使われていた可能性が高いと考えられている。

 

「カラメロ」の救助の様子はヘリコプターから撮影され、テレビでも生中継されて、多くの人が見守ったそうだ。

 

リオグランデ・ド・スル州の職員は先週以来、約1万頭の動物を救出し、地方自治体やボランティアの職員は、さらに数千頭も多く、動物を救出したと言われている。(了)

 

出典元:ABC News:Brazilian horse stranded on a roof by floods is rescued after stirring the nation(5/10)

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