オランダの観光客が古代ローマの遺跡に落書き、逮捕される
オランダの観光客が、イタリアにある古代ローマの遺跡に落書きしたとして、逮捕・起訴された。
油性のマジックで名前を書く
この事件が発覚したのは6月2日、場所はナポリの近くにある海辺の町、ヘルクラネムの遺跡とされている。
ヘルクラネムは有名なポンペイの遺跡の近くにあり、西暦79年にベスビオ山の噴火によって火山灰で埋めつくされ、現在はユネスコの世界遺産に登録されているという。
そして2日には、祝日のためにヘルクラネムの遺跡も一般公開されていたのだが、オランダの観光客の男がフレスコ画の壁に、油性のマジックで自分の名前を書いたそうだ。
昨年も「コロッセオ」に落書き
翌日、この男は破壊行為により逮捕され、その後起訴された。男の年齢は27歳と分かっているが、名前は公表されていない。
イタリアでは近年、観光客による文化遺産への損壊行為が問題になっており、厳しく取り締まりが行われている。
2023年には、イギリス在住のブルガリア人の男(27)が、ローマの「コロッセオ」の壁に「イヴァン+ヘイリー23」と刻んだという。
その後、男は逮捕され、1万5000ユーロ(約250万円)の罰金、または5年の刑期に直面したと言われている。(了)
出典元:METRO:Idiot tourist caught writing his own name in permanent marker on Pompeii wall(6/4)