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機内で苦しむ老人の尿を、口で吸い出して救った医師に賞賛の声

機内で苦しむ老人の尿を、口で吸い出して救った医師に賞賛の声

旅客機の中で重篤な排尿障害を起こした老人を救うため、尿を口で吸い出した中国人医師が、ヒーローとして海外メディアに賞賛されている。

 

前立腺肥大の乗客

 

その出来事は、今月20日、中国・広州市からニューヨークへ向かう中国南方航空CZ399便の中で起こった。

 

中国南方航空の二ユースリリースによれば、同機が離陸して8時間ほど経った頃、70才の男性客がキャビンアテンダントを呼び、具合が悪いと訴えたとのこと。

 

アテンダントが機内アナウンスで医師を探すと、運よく曁南大学付属病院の血管外科医であるZhang Hong医師(55才)が乗客の中にいた。

 

医師がその場で診てみると、老人の苦しみようは尋常でなく、腹部が膨れあがり、膀胱は尿が満杯で破裂寸前だったそうだ。同伴していた家族に尋ねたところ、老人には前立腺肥大があり、それが排尿障害を引き起こしたらしいと分かった。

 

Zhang医師は後になってメディアにこう話している。

 

その時早急に処置しなければ、彼の命は危なかったでしょう。まさに緊急事態でした。

彼の痛がり方が普通でないのを見たとき、私の頭の中には、「どうしたら膀胱から尿を出せるだろうか」ということしかありませんでした。

 

微眼南航

その場で自作した器具

 

Zhang医師は、機内にあった酸素マスクのチューブ、救急セットの注射針、牛乳パックに付いていたストローを、テープで繋ぎ合わせ、間に合わせの器具を自作した。注射針を膀胱に刺して、そこから尿を排出させるつもりだった。(具体的な方法については報じられていない)

 

だが、注射針は刺さったものの、針の穴が小さく、自然には尿が出てこなかったという。そこでZhang医師は、管に口をつけて尿を吸い出しにかかった。口の中に入れた尿は、空のワインボトルとコップの中に吐き出し、また吸い出し……これを37分間続け、約800mlの尿の排出に成功した。

 

微眼南航

 

この様子を映した短い動画を、中国南方航空の二ユースリリースページで見ることができる。

 

容態が回復した老人は、ジョン・F・ケネディ国際空港に着陸後、アテンダントに介助されて病院に向かったとのこと。

 

メディアの賞賛を集めたZhang医師は、「人を救うのは、医師の基本的な義務です」と、クールなコメントを述べている。(了)

 

出典元:Mail Online:Heroic doctor saves an elderly air passenger who is unable to pass urine due to an acute condition by sucking waste liquid from his body with his MOUTH(11/21)

出典元:South China Morning Post:Chinese surgeons use straws to drain man’s bladder in mid-flight medical emergency(11/21)

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