テキサス州の女、3歳のパレスチナ系の少女を溺れさせようとする
アメリカ・テキサス州で、女がパレスチナ系アメリカ人の少女を、プールで溺れさせようとする事件が起きた。
マンションのプールでの事件
その事件が起きたのは5月19日、場所はテキサス州の町、Eulessにあるマンションのプールとされている。
子供の母親(32)は警察に対し、プールでエリザベス・ウルフ容疑者(42)が彼女の出身地を尋ね、彼女がアメリカ人ではないと発言し、その他の人種差別的な発言もしたと語ったという。
またウルフ容疑者は、母親に対し、プールにいる2人の子供が彼女の子供かどうか尋ね、その後、6歳の男の子をつかもうとしたそうだ。
母親が6歳の男の子を助けようとし、何とか逃げることができたが、ウルフ容疑者は3歳の娘をつかむと、そのまま水中に沈めたという。
娘は助けを求めて叫び、母親はなんとか娘を水から引き上げることができたそうだ。
殺人未遂と児童傷害の罪で起訴
目撃者によれば、ウルフ容疑者はかなり酔っぱらっており、現場から立ち去ろうとしたところ、警察が公の場所で飲酒をした疑いで逮捕した。
その後、ウルフ容疑者は、殺人未遂と児童傷害の罪で起訴されたという。
警察は、ウルフ容疑者と子供たちの母親が、この事件以前、知り合いだったとは考えていない。
アメリカ・イスラム関係評議会(CAIR)のテキサス支部は、連邦および州当局にこの事件をヘイトクライムとして捜査するよう要請。Euless警察も、事件をヘイトクライムと見なすよう勧告し、現在地方検事局が捜査を行っているそうだ。
CAIRは今年の4月、差別やヘイト事件を訴える全国のイスラム教徒から昨年、8061件の苦情を受けたと報告している。
これは同時多発テロ後も含め、同団体の30年の歴史の中で、これまでで最も多い件数だとされている。(了)
出典元:NBC:Texas woman arrested, accused of trying to drown 3-year-old Palestinian Muslim child in possible hate crime(6/24)