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【トランプ暗殺未遂事件】容疑者は一発も発砲せず、前大統領を視界にとらえていない

【トランプ暗殺未遂事件】容疑者は一発も発砲せず、前大統領を視界にとらえていない
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9月15日、アメリカのフロリダ州で、トランプ前大統領に対する暗殺未遂事件が起きたが、捜査の結果、新たな事実が明らかになった。

 

トランプ氏を視界にとらえていない

 

この事件では当初、犯人がフロリダ州のウェストパームビーチにあるゴルフ場で、トランプ前大統領に向けて発砲したとの情報が流れ、その後ライアン・ウェスリー・ラウス容疑者が、銃の不法所持で逮捕された。

 

しかしシークレットサービスは9月16日、ラウス容疑者がゴルフコースでは一発も弾丸を発射しておらず、トランプ氏を視界にさえとらえていなかったと明らかにした。

 

また当時、犯人に向かって発砲したのは、シークレットサービスの方であり、容疑者はシークレットサービスの捜査員に対しても発砲していなかったそうだ。

 

茂みから銃身が突き出ていた

 

シークレットサービスによれば、事件のあった9月15日、捜査員の1人がゴルフをしているトランプ氏の前方、数百メートルの場所におり、その時、6番ホールのグリーン付近にある茂みから銃身が突き出ているのを発見したという。

 

そして捜査員は、突き出た銃身に向けて発砲。その後、ラウス容疑者がその場から逃げ、車に乗り込むのを目撃したそうだ。

 

ラウス容疑者がいた場所からは、リュックサックを含むバッグ2つと、デジタルカメラを発見。また当初は、AK47自動小銃が発見されたと報じられたが、残されていた銃は、照準器がついた「SKS式7.62×39口径ライフル」だったという。

 

ライフルのシリアル番号は消去されており、肉眼では確認できなかったとされている。

 

12時間も待ち続けていた

 

また捜査員らは、ラウス容疑者の携帯電話のデータから、同容疑者が約12時間近く、その場で待ち続けてきたとの見方をしている。

 

ただラウス容疑者が、もしトランプ氏を見つけた場合、彼に向かって発砲したかどうかについては、見解を示していない。

 

ゴルフ場の周囲をあらかじめ警備していなかったのか、との記者からの質問に対して、シークレットサービスは、トランプ氏のその日の行動は「オフレコ」で公に発表されていなかったとし、その日のうちにゴルフ場全体を見回ることは不可能だったと答えている。(了)

 

出典元:ABC News:Gunman didn’t have a line of sight on Trump or take a shot: Officials(9/17)

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