イスラエル人のサッカーファン、オランダで親パレスチナの人々を攻撃
イスラエル人のサッカーファンが、オランダの首都・アムステルダムで親パレスチナの人々を攻撃した。
パレスチナの国旗を引きはがす
その出来事が起きたのは11月7日の夜、場所はアムステルダムにあるスタジアム「Johan Cruyff Arena」の外や中央広場とされている。
当時、スタジアムではヨーロッパリーグの試合が行われ、イスラエルのサッカーチーム「マッカビ・テルアビブ」と、オランダの「アヤックス・アムステルダム」が対戦していたという。
その試合の前後、応援に来ていた数百人のイスラエル人サポーターが、中央広場で大声を出しながら集会を開き、イスラエル国旗を振り、パレスチナの国旗を引きはがした。
当時、イスラエル人のサポーターは、「IDFを勝たせてくれ!アラブ人はくたばれ!」や「テロリストどもめ!シンワール(ハマスの元指導者)は死ね、みんな死ね!」と叫んでいたそうだ。
Dozens of people have been arrested and several taken to hospital after fighting between visiting Israeli football fans and Palestine solidarity protesters in Amsterdam. Here’s what we know about how the violence unfolded. pic.twitter.com/VZ4FcIdXOz
— Al Jazeera English (@AJEnglish) November 8, 2024
大規模な暴動に発展
またイスラエル人のサポーターは、パレスチナの国旗を掲げている家を攻撃。路上を歩いていた無関係な人や、タクシー運転手まで襲撃し始めたという。
その結果、地元の住民がイスラエル人サポーターの暴力に対抗、また親イスラエルのデモ参加者と、イスラエル人サポーターの間でも、大規模な暴動が始まったそうだ。
オランダの警察は約600人を出動させ、62人を逮捕。またこの暴動で5人が軽傷を負い、一時的に病院に運ばれたという。
ガザ地区では40人が死亡
一方、ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が続けられ、11月9日には全域で、少なくとも40人のパレスチナ人が殺害された。
イスラエル軍は、多くのパレスチナ人が避難している病院に対しても、ヘリコプターで空爆を行ったという。
またイスラエル軍はレバノンにも空爆を続けており、レバノンの保健省は11月9日、一連の攻撃で、救助隊員6人を含む、少なくとも33人が殺害されたと発表している。(了)
出典元:Aljazeera:Israeli football fans clash with protesters in Amsterdam(11/8)
出典元:Aljazeera:LIVE: Israel bombs Lebanon as it ‘slowly suffocates’ besieged Gaza(11/9)