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アゼルバイジャンの航空機が墜落し38人が死亡、ロシア軍が誤射か?

アゼルバイジャンの航空機が墜落し38人が死亡、ロシア軍が誤射か?
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アゼルバイジャンの航空機が予定ルートから大きく外れて、カザフスタンの領内に墜落し、数多くの人々が亡くなった。

 

38人が死亡、29人が奇跡的に助かる

 

「アゼルバイジャン航空」の旅客機は25日、アゼルバイジャンの首都・バクーから、ロシア・チェチェン共和国のグロズヌイに向かって、飛行していたという。

 

しかし、その後コースを大きく外れ、カザフスタンのアクタウ市付近に墜落し、炎上した。

 

この便には乗客62人と乗務員5人が乗っており、墜落で38人が死亡。29人が奇跡的に生き延びたそうだ。SNSには、墜落前に機内で妻に宛てた動画を撮影していた男性が、事故後無事に生還する様子も投稿されている。

 

 

予備情報によれば、同機にはアゼルバイジャン人が37人、ロシア人16人、カザフスタン人6人、キルギス人3人が搭乗していたという。

 

ウクライナのドローンと誤認されたか?

 

ロシアの航空監視機関はその後、鳥との衝突が原因と思われる緊急事態が、同機に発生したと発表。しかしロイター通信は、ロシア南部に対し、ドローン攻撃が行われた直後に墜落したと報じた。

 

またロシアのメディアでも、同機がロシアの防空軍により、ウクライナのドローンと誤認され、撃墜された可能性があるとの憶測が流れたという。

 

さらに墜落直後の動画も撮影され、機体に複数の穴が開いていることが確認された。この穴は、バードストライクというより、砲撃や爆発の破片による損傷に似ていると指摘されたそうだ。SNSの動画には翼の下部分が、損傷している様子も映っていた。

 

 

SNSに投稿された、墜落するまでの数分間の映像では、機体から煙などは出ておらず、旅客機は上昇と下降を繰り返し、やがて急速に高度を下げて、地面に衝突している。

 

 

航空機を追跡している「FlightRadar24」は、同機が強力なGPS妨害に遭ったと指摘。また当時、機体外部で爆発が起こり、破片が機体を貫通し、航空機の尾翼、水平安定板、垂直安定板とともに、左側のフラップ・フェアリングの 1 つにも損傷を与えたとも報じられている。(了)

 

出典元:The Guardian:Officials report 29 survivors and 38 killed as plane crashes in Kazakhstan(12/25)

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