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銃規制に反対していた米極右活動家、銃で撃たれて死亡【動画】

銃規制に反対していた米極右活動家、銃で撃たれて死亡【動画】
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保守系活動家の男性が、イベント中に銃で撃たれ死亡し、その生々しい瞬間が撮影されていた。

 

大学内で「遠距離」から撃たれる

 

その男性とは、保守系青年団体「ターニング・ポイントUSA」の創設者、チャーリー・カーク氏(31)だ。

 

銃規制に反対し続けてきたカーク氏は9月10日の正午頃、ユタ・バレー大学で開催されたイベント中に銃撃され、その後病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 

ユタ州のコックス知事によれば、容疑者はすでに拘束され、現在尋問を受けているという。

 

まだ捜査は続けられているが、銃撃はキャンパス内の「遠距離」から行われ、おそらく屋上から銃弾が発射されたとみられている。

 

SNSには、カーク氏が撃たれる瞬間の映像が投稿されている。(こちらのリンクでは、首から血を流し、倒れる瞬間の様子も映っている。ショッキングなため閲覧注意)

 

さまざまな陰謀論を広める

 

カーク氏は、トランプ大統領の支持者であり、政府内の上級顧問や大統領自身と常に連絡を取り合っていたという。

 

彼は銃規制に反対を唱え、数カ月前には、「残念ながら、毎年何人かの銃による死者が出るという代償は、憲法修正第2条を行使するために払う価値がある」と述べていた。

 

またカーク氏は、トランスジェンダーの権利に反対し、堕胎にも異を唱えており、過去には「自分の10歳の娘が、レイプで妊娠したとしても、赤ん坊は出産されるべきだ」と述べていた。

 

新型コロナウイルスに関しても、ワクチン強制に反対を唱え、陰謀論を広め、2020年の大統領選では、「選挙が盗まれた」というトランプ氏の主張を公然と広めたと言われている。

 

さらにカーク氏は、白人至上主義的、極右的な陰謀論「グレート・リプレイスメント」にも言及し、反移民を強く主張してきたそうだ。

 

そして過去には「黒人は1940年代以前の奴隷制や抑圧下にあった方が、よりよい状況だった」と発言。何万人もの黒人がリンチされ、殺されてきた歴史さえ無視し、持論を展開した。

 

「ターニング・ポイントUSA」は、昨年の大統領選挙でトランプ氏をはじめとする共和党候補者への投票率向上活動において重要な役割を果たし、数万人の新規有権者登録と、アリゾナ州でのトランプ氏勝利に貢献したと評価されていた。(了)

 

出典元:BBC:Charlie Kirk: Conservative influencer who rallied a youth movement(9/10)

出典元:ABC News:Charlie Kirk fatally shot while visiting Utah university in ‘political assassination,’ governor says(9/11)

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