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1人で海岸付近の波間に浮かんでいた赤ん坊、漁師が偶然発見し救助

1人で海岸付近の波間に浮かんでいた赤ん坊、漁師が偶然発見し救助
flickr_Robert Engberg

ニュージーランドで漁師が偶然、海岸付近で浮かんでいた赤ん坊を発見し、救助するという出来事が起きた。

 

つかんだ時も人形に思えた

 

その漁師とはGus Huttさん。彼は10月26日の早朝、North IslandにあるMatataビーチで釣りを楽しんでいたという。

 

その時、釣り糸のそばに何かが浮かんでいるのを発見。しかし当初、それが人形だと思っていたそうだ。(うつ伏せ状態だったとの報道も)

 

やがてGusさんは海に入り、浮かんでいるものをつかむことに。それはまるで陶器(磁器)のようで、濡れた髪が顔にかかっていたが、それでもなお人形にしか見えなかったとか。

 

その後、赤ん坊は少し声を出すが、その時初めてGusさんはそれが人形ではなく人間の子供で、しかもまだ生きていることが分かったという。

 

親が眠っている間にテントを抜け出す

 

そのことを知ったGusさんの奥さんは、ビーチの近くにあったキャンプ場のスタッフに連絡。さらに通報を受けた救急隊も現場に駆けつけた。

 

そして子供の親の捜索が進められ、同時に赤ん坊はWhakatane病院へ運ばれることに。しかし幸いにも赤ん坊にケガはなく、その日のうちに退院できたそうだ。

 

Murphy’s Holidayキャンプ場のオーナーであるRebecca Salterさんによれば、その赤ん坊は生後18カ月の男の子で、ビーチにいた時から喜んでおり、両親が眠っている間にテントのジッパーを外し、ビーチをさまよっていた事が分かったという。

 

またSalterさんは「それは皆にショックを与えました。本当に、本当に幸運な結果に終わりました。悲劇的な事件になっていたかもしれません。それは偶然の奇跡です」と語っている。

 

その後、赤ん坊の両親がGusさんの所へお礼を言いに立ち寄ったが、その時赤ん坊はずっと笑顔を浮かべていたそうだ。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:New Zealand fisherman rescues 18-month-old baby from ocean in ‘freakish miracle’(11/5)

出典元:nzherald:Mother of toddler who nearly drowned at Matata Beach: ‘I don’t think my heart worked’(11/5)

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