まるで火星のよう!インドネシアの森林火災、夜空が真っ赤に染まる
インドネシアで大規模な森林火災が続いていることは、以前からお伝えしているが、この影響で空が異様なまでに赤く染まる様子が撮影された。
フェイク映像ではない
その様子が撮影されたのは、インドネシアのスマトラ島中部にあるジャンビ州とされている。
動画を投稿したのは、同州のMekar Sari村に住むEka Wulandariさんだ。彼女によれば、これはフェイク映像ではなく、自宅周辺で見られた状況を反映したものだという。
その映像には火事によって大気が赤やオレンジに染まり、まるで火星のような茫漠とした様子が映っていた。
Ini sore bukan malam. Ini bumi bukan planet mars. Ini jambi bukan di luar angkasa. Ini kami yang bernafas dengan paru-paru, bukannya dengan insang. Kami ini manusia butuh udara yang bersih, bukan penuh asap.
Lokasi : Kumpeh, Muaro Jambi #KabutAsap #KebakaranHutanMakinMenggila pic.twitter.com/ZwGMVhItwi— Zuni Shofi Yatun Nisa (@zunishofiyn) September 21, 2019
「このような火災は初めて」
この動画はその後、フェイスブックに投稿されたのだが、やがて話題となりツイッターなどの他のSNSにも拡散された。
そして動画を見た人から、人々への健康被害を懸念する声が寄せられた。ユーザーのKiki Khairiさんは、次のように語っている。
「彼女(私の母)は呼吸するのが困難だと語っています。森林火災は毎年起きます。しかし空が赤く染まったり、空気の質が人々にとってあまりにも危険な状態になったりしたのは初めてのことです」
またKhairiさんによれば、妊娠した女性や子供はヘイズ(煙害・スモッグ)により、1週間も外出ができない状態だという。
さらに人々の中にはこの濃い煙の影響で、気道感染症にかかっている人もいるといわれている。
インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)は、これは日光が大気中の大きな粒子に当たった時に起きる散乱現象だと説明している。(了)
出展元:Mirror:Indonesian skies turn blood red due to ‘toxic’ haze caused by wildfires(9/23)
出展元:BBC:Indonesia haze causes sky to turn blood red(9/23)