イランの山で猛烈な吹雪や雪崩が発生、10人が死亡、行方不明者も
先日、イランの山で天候が急変して、雪崩などが発生し、多くの人が犠牲となった。
登山者やスキー客で人気の山
その事故が起きたのは、首都テヘランの北にある「アルボーツ(アルボルズ)山地(山脈)」だ。
ここは首都を見下ろす場所にあり、登山者やスキー客の人気の場所になっていたという。
しかし先週末(25日以降)、天候が急変し、激しいブリザードや雪崩が発生。現時点では、少なくとも10名の死亡が確認されたそうだ。(死者が8人との報道もある)
14名を救出するも7名が行方不明
赤新月社(赤十字)は、救助隊20チームを編成。救助活動を行った結果、14人の登山者を救出したという。しかし少なくともまだ7人の行方が分かっていない。
その後、夜になって一旦救助活動は停止となったが、27日の朝から再開されたようだ。
亡くなった人の中には政治活動家や知識人(学者)、医者なども含まれていたという。
さらに25日にはケーブルカーが故障し、約100人がスキーリゾートに取り残されたとか。
気象当局は、天候の変化や雪崩などが起きる可能性があると、注意を呼びかけていたそうだ。(了)
出典元:BBC:Iran: Climbers die in blizzards and avalanche(12/27)