米のレポーターが取材中に犬の誘拐犯と遭遇、問い詰め罪を暴く
アメリカで、ニュースのレポーターが取材中に、誘拐された犬を見つけ、犯人の男を問い詰め、その後通報した。
車内から犬が誘拐される
そのリポーターとは、マサチューセッツ州ボストンにある放送局「7NEWS」のJuliana Mazzaさんだ。
ケンブリッジ警察によると、5月7日に市内の駐車場に止めてあった車の中から、生後13カ月のジャーマン・ショートヘアード・ポインターの「Titus」が誘拐されたという。
警察は8日にこの事件についてツイートし、監視カメラの映像から取り出した写真を掲載。その写真には、盗まれた後、「Titus」が男と一緒にボストン大学の橋を歩いている様子が写っていた。
Yesterday at approximately 12:32p, an unknown suspect broke into and entered a vehicle that was parked at 620 Memorial Drive & stole a 13-month-old white German Short Haired Pointer out of the vehicle. The suspect was then observed walking the dog over the BU Bridge into Boston. pic.twitter.com/titQ0WvPMM
— Cambridge Police👮🏽 (@CambridgePolice) May 8, 2021
現場に到着し、取材をしていると…
5月8日、レポーターのMazzaさんと、フォトジャーナリストのJohn Guiceさんを含む「7NEWS」のクルーは、犬の窃盗疑惑の現場に到着し、取材を行った。
そして近隣での撮影中、撮影クルーは「Titus」がある男に散歩させられているのを発見。Mazzaさんらは男を呼び止め、窃盗容疑について問い詰めたという。
この男は「Kyle Gariepy」と名乗り、事件について「誤解である」と主張。「車の中で吠えていたので、車の前を通ったら、自分が散歩させている犬かと思ったんだ。誘拐ではありません。単なる間違いだったんです」と弁解したそうだ。
#ICYMI: I HAD to repost this story told by the lovely @MeganAlexander of @InsideEdition ! It aired last night after #7News at 6pm! pic.twitter.com/KvW176Q6xQ
— Juliana Mazza (@julianamazzatv) May 11, 2021
監視カメラの写真と一致、逮捕
Mazzaさんとクルーは、Gariepy容疑者の話の辻褄が合わないと考え、警察に通報。警察は、公開されている監視カメラの写真からGariepyを容疑者として特定した。
そもそも同容疑者は、犬の首輪のタグには飼い主の連絡先も書かれていたが、一度も警察や飼い主に連絡していなかったという。
この結果、Gariepy容疑者は1200ドル(約13万円)以上の窃盗と、車に侵入した罪で逮捕され、起訴された。また「Titus」はその後、飼い主のGreg Siesczkiewiczさんの元に戻されたそうだ。(了)
出典元:People:Boston News Crew Spots and Saves Stolen Dog During Segment on the Missing Pet(5/11)