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ロシア政府のウェブサイトが、前例のない大規模なサイバー攻撃に遭遇

ロシア政府のウェブサイトが、前例のない大規模なサイバー攻撃に遭遇
flickr_Marco Verch Professional Photographer

ロシア政府などのウェブサイトが、これまでにないサイバー攻撃を受けていると、タス通信(ロシア)が伝えている。

 

航空会社や大手金融機関も被害

 

その報道によれば、ロシアの政府機関や国有企業は、ウクライナ侵攻をめぐって標的とされており、ここ数週間で機能停止や一時的なアクセス障害に見舞われたという。

 

被害を受けているのは、政府機関はもちろん、ロシアのメジャーな航空会社「アエロフロート」や大手金融機関「スベルバンク」などのウェブサイトとされている。

 

ロシアのデジタル省は、大規模なサイバー攻撃に対処するため、海外からのトラフィックをフィルタリングする技術的取り組みを行っているそうだ。

 

「2倍から3倍の威力」

 

デジタル省は今回のサイバー攻撃について、「これまで報告されてきたこの種の最も深刻な事件の、2倍から3倍の威力だ」と述べている。

 

今回のサイバー攻撃が、どこから行われたのかは分かっていない。ただロシア軍のウクライナ侵攻以来、分散型ハッカー集団のアノニマスが度々ロシア政府機関などを標的にし、攻撃を繰り返してきたという。

 

そして3月15日にもアノニマスは、保安機関を含むロシア政府のウェブサイトを標的したと発表している。

 

アノニマスがロシア連邦保安庁も攻撃

 

その際、アノニマスは、攻撃してダウンさせることに成功したロシアのウェブサイト名を、証拠となるスクリーンショットとともにツイート。

 

その中には「Moscow.ru」や「ロシア連邦保安庁(FSB)」「ロシア連邦政府分析センター」「ロシア連邦スポーツ省」が含まれていたという。

 

「ロシア連邦保安庁(FSB)」は、ソビエト連邦時代の諜報機関「KGB」の後継機関とされている。

 

 

さらにアノニマスは、ロシアのプーチン大統領とセルゲイ・ショイグ国防相の署名入りの書簡を手に入れることにも成功。

 

 

ウクライナの森林を伐採して売却する計画の概要をリークし、ツイッターにも投稿した。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest: one dead in Kyiv missile strike; Russian invasion ‘largely stalled’, British intelligence says – live(3/17)

出典元:METRO:Anonymous claims it has taken out Russia’s national security agency(3/15)

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