南アフリカで野生のキリンに踏みつけられ幼児が死亡、母親も重体
南アフリカ共和国で、野生のキリンに人々が襲われ、死亡する事件が起きた。
生後16カ月の女の子が死亡
この事件が起きたのは、クワズールー・ナタール州にある保護区「クレニ・ゲームパーク」とされている。
当時、生後16カ月の女の子と母親は、このゲームパークのロッジで過ごしていたという。
しかしその後、野生のキリンが襲い掛かり、幼児は踏みつけられ死亡。母親は重体で入院しているそうだ。
人を襲うことはめったにない
この保護区には14のロッジがあるが、まだどこでこの事件が起きたのか、詳しいことは分かっていない。
地元の警察はBBCに対して「子供は最寄りの医務室に運ばれたが、そこで死亡した」と語っている。
このロッジの付近ではキリンがよく見かけられるが、人を襲うことはめったにないという。ただしキリンのメスが、子供を守ろうとする時には攻撃的になることがあるそうだ。
このゲームロッジは、国内外の観光客に人気があり、ウェブサイトにも「数々のトレイルを歩いたり、サイクリングしたりしながら、動物との密接な出会いを楽しむことができます」と書かれている。
2018年には、南アフリカのブライド・ワイルドライフ・エステートで、イギリス人の科学者であるサム・ウィリアム氏の妻と息子が、メスのキリンに踏みつけられるという事件が起きたという。
しかし2人はその後、ヨハネスブルグの私立病院で治療を受け、回復したと言われている。(了)
出典元:BBC:Giraffe kills toddler in South Africa game park(10/20)