看護師のウクライナ人女性が拉致され絞首刑、通りで首を吊るされる
先月初旬、南部へルソン地域に住むウクライナ人の看護師が、ロシア軍によって拉致され、通りで絞首刑にされたと報じられている。
ロシア軍に協力している警察官を批判
複数のメディアの報道によれば、障がい児看護師のテチヤナ・ムドリェンコ(56)さんと夫のアナトリー・オレホフ(60)さんは、10月7日にスカドフスクの町にある自宅から、ロシア軍に協力するウクライナの警察官によって拉致されたという。
その後、テチヤナさんらは、スカドフスクの予審拘置所に2日間拘束され、夫はその間に殴られたそうだ。
さらに裁判でテチヤナさんは、ロシア軍に協力しているウクライナの警察官を批判。「スカドフスクはウクライナだ!」と叫んだという。
その後、彼女は親ロシア当局によって通りに引きずり出され、裁判所の前で絞首刑にされた。この公開処刑は10月15日に行われたと言われている。
遺体の写真と検視官の報告書が届く
テチヤナさんの双子の姉(または妹)であるナタリア・チョルナさん(56)は、その後妹が行方不明であると、親ウクライナの住民によって知らされたという。
やがてナタリアさんの元には、死体安置所でのテチヤナさんの遺体の写真と、窒息死とする検死官の報告書が送られてきたそうだ。
また地元住民の話では、テチヤナさんは裁判所の建物の前で、警察の協力者によって首を吊らされたと言われている。
テチヤナさんの夫・アナトリーさんは10月18日に腕を骨折して、拘束から解放されたと伝えられているが、現在も行方不明だという。
しかもテチヤナさんたちの自宅は、ロシア軍に荒らされ、夫妻の車や自転車まで盗まれたことが報告されているそうだ。
ウクライナ国家保安局(SBU)も10月14日、テレグラムにおいて「ヘルソン地方で地元住民の殺害と拷問が複数回あった」と伝えている。(了)
出典元:MailOnline:Ukrainian nurse is ‘abducted from her front garden and HANGED in the street by pro-Russian police after confronting Putin’s troops’(11/5)
出典元:Медійна ініціатива за права людини:Фраза «Скадовськ – це Україна» як привід для викрадення: дружину замордували, чоловіка побили(10/19)