ミイラ化した日本人女性の遺体、死亡してから数週間も家で保管【イギリス】
数年前、イギリスで亡くなった女性の死を巡り、先日現地の裁判所で審問が行われた。
2018年9月25日に遺体を発見
亡くなった日本人女性とは、Rina Yasutakeさん(当時49歳)。彼女はケンブリッジ大学でクラッシック(音楽か?)を学び、才能のあるアーティストだったという。
しかし2018年9月25日、ノースヨークシャー州の刑事が彼女の家に出向いた時、2階の部屋のベッドで死んでいるのが発見された。
しかもRinaさんの体はすでにミイラ化し、腐敗が進んでおり、約6週間も家で保管されていたそうだ。
父親の死後、食事を摂らず
この事件について先日、審問が開かれ、関係者などの証言が記録されて、部屋に残されていた謎の日記(持ち主は不明)の内容も明らかにされた。
それによれば、Rinaさんは20年間、母親と兄、姉と一緒に暮らしてきたという。また日本で、父親が亡くなった後、Rinaさんは食事を摂らなくなったそうだ。
そして亡くなった時、Rinaさんの体重は約40kg、身長は約150cmしかなかったという。
また日記には「彼女が2018年8月18日に無反応になった」と書かれていたそうだ。
Japanese family who kept remains of dead artist, 49, for six WEEKS will NOT be prosecuted https://t.co/ny0kF91U4K
— Daily Mail Online (@MailOnline) November 10, 2021
発見された経緯とは?
Rinaさんの遺体は、地元の薬剤師の通報によって発見された。
それ以前、薬剤師は男女が外科消毒用のエチルアルコールを大量に購入していることに気づき、再び男女が店に現れた時に問いただしたという。
するとRinaさんの姉が「妹の意識がないんです」と打ち明けたため、薬剤師は警察に通報。警察がRinaさんの家に向かい、遺体を発見した。
Rinaさんの遺体は腐敗が進み、明らかに死後数週間たっていたが、家族は彼女がまだ生きていると完全に確信していたという。
Rinaさんの姉は医師に対して「彼女はまだ息をしていて、体も温かく、脈もあった」と述べており、さらに次のように語っていたそうだ。
「私たちには(Rinaは)何も言いませんでした。だから、もっと食べなさい、飲みなさいと言ったんです。魂を食べて栄養をとっているかのようでした。どう説明したらいいのかわかりません。彼女は食べていなかったにもかかわらず、霊的な食べ物に栄養を与えられ、満たされていたのです」
Rinaさんの死後の検視では、怪我や病気、薬物の痕跡はなく、不審な状況も確認されておらず、死因も「不明」のままだという。(了)
出典元:MailOnline:Japanese family who kept 49-year-old Cambridge-educated daughter’s mummified body in Yorkshire cottage for six weeks were ‘utterly convinced she was still alive’, inquest hears(1/13)