退役軍人が犬の誘拐犯を追跡、飼い主の元へ返すことに貢献【アメリカ】
アメリカで昨年、退役軍人の男性が犬泥棒を探し出し、飼い主の元へ返すことに大きな役割を果たしていたことが明らかになった。
犯人から15万円を要求するメール
その飼い主とは、ラクエル・ウィザースプーンさん。彼女はヨークシャーテリアの「エイブリー」を飼っていたが、昨年6月に犬泥棒に誘拐されたという。
「エイブリー」は自宅から連れ去られたが、ドアの防犯カメラには、2人の犯人らがスナックで犬を誘い、連れ去っていく様子が映っていたそうだ。
その後、ウィザースプーンさんは近所に犬の行方不明のポスターを貼ったが、やがて犯人から彼女の元へ脅迫メールが届けられる。
そこには「エイブリー」が檻に閉じ込められているような動画が添付され、1200ドル(約15万円)を要求するメッセージが書かれていたという。
Another in a recent surge in dog thefts. This time in Landover. Caught on camera that woman in red taking a Yorkie named Avery then demanding ransom in exchange for the dog’s life. The dog’s owner asking @7NewsDC for help. The story at 5. pic.twitter.com/B99xbF4Vzm
— Brad Bell (@Brad7News) June 20, 2022
元海兵隊員が飼い主に連絡
イラク戦争にも従軍した退役軍人で、元海兵隊員のRichard Machamerさんは、偶然犬の誘拐に関する報奨金のポスターをニュースで見たという。
そしてMachamerさんは、ウィザースプーンさんに連絡。メールで「望むなら(犬を)助けられる」と伝え、捜索に取り掛かることに。
Machamerさんはまず、写真やビデオから位置情報を抽出するために、オンラインのデータベースで犬泥棒の電話番号を検索。
さらにその電話番号を自分の携帯に登録し、インスタグラムのアカウントに接続したところ、数時間後にインスタグラムは電話番号に関連付けられているアカウントをフォローするよう、勧めてきたという。
そのような作業を行い、インスタグラムで、ビデオに映っていた犯人に似た人物を探し続けたそうだ。そして最終的には、警察が16歳の犯人を逮捕。「エイブリー」は無事に飼い主の元へ戻されたそうだ。
Great News in this case. Avery the Yorkie is home with his people! pic.twitter.com/OL2IRkmAqa
— Brad Bell (@Brad7News) June 24, 2022
しかしアメリカでは、このような犬の誘拐事件が数千件に上り、犬の盗難は2021年から30%増加しているという。(了)
出典元:GMA:Veteran helped track down dognappers, save woman’s stolen Yorkie(1/17)
出典元:abc7:16-year-old arrested after Maryland police help track down Avery the Yorkie’s dognappers(2022/6/25)