若者が郵便受けに花火を仕掛けるイタズラ、高齢女性が死亡【イギリス】
イギリスで10代の若者が、玄関の郵便受けに花火を仕掛け、それが原因で高齢者の女性が亡くなった。
ドアの郵便受けに花火を詰め込む
この事件が起きたのは2021年10月28日、場所はロンドン東部の町、ラムフォードとされている。
カイ・クーパー被告(19:事件当時は18歳)はその日、17歳の友人(事件当時は15歳)と共に打ち上げ花火を買い、1人で住んでいた女性、ジョセフィン・スミスさん(88)の玄関の郵便受けに花火を詰め込んだという。
その後、花火が爆発し、家の中で火災が発生。救急隊員が到着した時、スミスさんはすでに死亡していたそうだ。
17歳の友人が花火を入れた
先日、この事件の裁判が行われ、クーパー被告と17歳の少年は放火と過失致死の罪に問われたが、クーパー被告は容疑を否認したという。
クーパー被告はスミスさんとは知り合いではなく、彼女の家に花火を詰め込む前にも、17歳の友人と共に、レストランやパブの隣や車の近くで花火を打ち上げていたそうだ。
その後、17歳の少年が「Megaburst」と呼ばれる花火を手にして、スミスさんの家に向かい、玄関の郵便受けにそれを詰め込んだという。
そして花火に火を点け、そのまま現場から離れたそうだ。この結果、家で火災が発生し、当時ベッドで眠っていたスミスさんは死亡した。
クーパー被告のガールフレンドの供述によると、同被告が提案しなければ、17歳の友人が花火を玄関から入れることはなかったという。またクーパー被告は、17歳の少年が花火を郵便受けに入れに行くのを、笑って見ていたそうだ。
まだこの裁判では判決は出ておらず、今後も続く見通しとされている。(了)
出典元:METRO:Pensioner, 88, killed after ‘firework stuffed through her letterbox in prank’(2/9)