67才男性が大型のニワトリに殺害される【アイルランド】
巨大ニワトリの品種として知られるブラマ鶏が、67才の飼い主男性を殺してしまうという事件が起こった。一般的にはおとなしい性格とされるニワトリだが、この一羽だけは違ったようだ。
血の跡が鶏小屋に続いていた
これは海外メディアが最近報じた事件だが、実際に起こったのは昨年の4月28日。殺されたのはアイルランドのバリナスローという町に住む男性、ジャスパー·クラウスさん(67才)だ。
その日、クラウスさんの家に間借りしているCorey O’Keeffeさんという人が悲鳴を聞き、キッチンで血まみれになって倒れているクラウスさんを発見した。クラウスさんの片足には、引っ掻き傷と深い切り傷があり、周囲には血の海ができていたという。
O’Keeffeさんは救急車を呼び、救急隊が到着するまで止血と心肺蘇生法を試みた。クラウスさんは時々意識を取り戻し、「雄鶏(rooster)」という言葉をはっきりと何回か言ったそうだ。また、血の跡がキッチンから外の鶏小屋にまで続いていた、とO’Keeffeさんは後に証言した。
クラウスさんが飼っていたブラマ鶏(雄鶏)は巨大な品種だ。下の写真は、この事件とは関係のないブラマ鶏だが、見ればどれほど大きいかが分かる。
クラウスさんのブラマ鶏は、以前に3才の孫娘を襲ったという前科がある。「悪いことをする鶏だと分かったその時に、殺しておくべきだったのです」と、娘のVirginia Guinanさんは言う。しかし動物好きのクラウスさんはそれを許さず、娘さんからその一羽を引き取って自分で飼い始めたのだそう。
死因は出血多量による心臓麻痺
最近公表された検死結果によると、クラウスさんの死因は、ふくらはぎの傷からの大量の出血が引き起こした心臓麻痺。クラウスさんにはもともと多くの持病があり、心臓も弱っていたらしい。
「ニワトリが危険だなんて思えないでしょうが、危険なこともあるのです」と娘のGuinanさんはメディアに話す。「この品種(ブラマ)は性格が良く、大人しいので、子供のペットにいいとされています。しかし、どんな品種も完全に安心とは言えません」(了)
出典元:The Western Journal:Grandfather Found Dying in Kitchen with Trail of Blood Leading to Chicken Coop(2/21)
出典元:Irish Mirror:Man died from ‘massive bleeding’ after being attacked by aggressive chicken that previously targeted granddaughter(2/14)