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アメリカの大統領として史上初めて重罪で起訴されたトランプ被告は4月4日、ニューヨーク・マンハッタンの刑事裁判所に出廷し、罪状認否を行った。

起訴された罪状は34件

トランプ被告は、2006年に不倫関係にあったストーミー・ダニエルズ氏に対し、弁護士のマイケル・コーエン氏を通じ、口止め料として13万ドル（約1700万円）を支払ったと言われている。

しかし、その費用を弁護士費用として計上。それが第一級業務記録改ざんにあたるとしてマンハッタンの大陪審によって起訴された。また、それらを含めて今回、起訴された罪状は34件に及んだという。

このため4日、トランプ被告はマンハッタンにある刑事裁判所に出廷。裁判官を前に罪状認否を行ったが、全ての罪状に対して無罪を主張した。

Happening Now: Donald Trump — the first former president in history to face criminal charges — has entered a New York courtroom to be arraigned and is expected to plead not guilty https://t.co/Xx3h8zWVB8 pic.twitter.com/GPWgFV80rp

— CNN (@CNN) April 4, 2023

質問に答えず裁判所を出る

トランプ被告は、この起訴について、「歴史上最大の政治的迫害で選挙への介入だ」「魔女狩りだ」と主張。

また自らを「完全に無実の人間」であるとし、この告発を、自身の政治的立場を損ねるために民主党が企てた、幅広い陰謀の一部であると非難していた。

しかし法廷を出る際、記者から「この事件でどのように弁明したのか」と質問されたが、トランプ被告はそれらに答えることなく、裁判所を後にしたという。

LATEST: Former Pres. Trump leaves courtroom without answering reporters’ questions after arraignment hearing. https://t.co/fJz27YHfIi pic.twitter.com/9hAgGKNZgW

— ABC News (@ABC) April 4, 2023

「誰もが法の下に平等である」

トランプ被告の弁護士は、マンハッタン地区検事であるアルビン・ブラッグ氏が、前大統領に対する疑惑の重要性を誇張していると非難。

一方、ブラッグ氏は記者会見において、「我々は今日、誰もが法の下に平等であることを保証するという厳粛な責任を果たします。どんなにお金があっても、どんなに力があっても、その永続的なアメリカの原則は変わりません」と述べたという。

またブラッグ氏は、裁判開始日について、共和党の大統領予備選の投票が始まる数週間前の2024年1月を提案したそうだ。（了）

出典元：The Guardian：Donald Trump pleads not guilty to 34 charges in New York hush money case – live(4/4)