かくれんぼをしていた少女が、隣人により銃で頭を撃たれる【アメリカ】
アメリカのルイジアナ州で、かくれんぼをしていた少女が銃で撃たれて負傷した。
隣人の敷地の一部で遊ぶ
その事件が起きたのは5月7日、場所はルイジアナ州の町、Starksとされている。
当時、14歳の少女と友人が、隣人の敷地の一部を使って、かくれんぼをしていたという。
隣人の男、David V Doyle容疑者(58)は、自宅の外で物陰を見た後、家の中に入って銃を手にし、自宅の敷地から走ってくる数人に向けて銃を発砲した。
その結果、14歳の少女は頭を撃たれ、病院へ搬送されたが、幸いにも命に別状はなかったそうだ。
加重暴行罪などにより逮捕
捜査当局は、Doyle容疑者の標的は遊んでいた子供たちで、彼らは同容疑者に危害を加えようとしていなかったと判断。
Doyle容疑者を加重暴行罪1件、銃器による加重暴行罪4件、銃器を不法に発射した罪1件で逮捕したという。
Doyle容疑者は5月9日になっても、ルイジアナ州の町、カルカシューパリッシュにある刑務所に拘留されたままで、裁判官は保釈金を30万ドル(約4000万円)に設定した。
自分の発砲行為を正当化
「銃乱射防止ギフォーズ法律センター」によれば、ルイジアナ州をはじめとするアメリカの多くの州では、「stand your ground」法を挙げて、自分の発砲行為を正当化しようとすることが多いという。
「stand your ground」とは、「人々が公共の場で自己防衛のために殺傷力を行使することは、例え相手が逃げて自分が安全に危険を回避できる場合であっても、あるいは非殺傷力の武器で十分対処できる場合においても、認められる」というもの。
先月、ミズーリ州では、16歳のラルフ・ヤール君が弟と妹を迎えに行く際に、間違って違う住所のドアベルを鳴らしてしまい、その住人によって射殺される事件が起きている。(了)
出典元:The Guardian:Louisiana teenager shot by neighbor as she played hide-and-seek(5/9)