イタリアの「コロッセウム」に落書き、観光客が鍵で名前を刻む
イタリアにある歴史的な建造物に、観光客が名前を刻み、問題となっている。
「Hayley」という名前を彫る
その建造物とは、ローマ帝国の時代に作られた闘技場「コロッセウム(コロッセオ)」だ。
掲示板「Reddit」に投稿された動画には、観光客とみられる1人の男が、「コロッセウム」の壁に何かを彫っている様子が映っていた。
男は鍵を使い、「Hayley」という女性の名前を彫っているらしく、その後カメラに向かって笑顔を向けた。
300万円の罰金が科せられる可能性
この動画が投稿されると、「Reddit」のユーザーたちが激怒。男が逮捕されるよう、動画を警察に送るよう訴えたという。
もし逮捕されれば、この男は最高1万6000ポンド(約300万円)という巨額の罰金に直面する可能性があるとか。
また、最長で1年間の獄中生活を強いられる可能性があるとも指摘されている。
実際2014年には、ロシア人旅行者がコロッセウムに、25cmの「K」を彫って捕まり、1万5800ポンド(約290万円)の罰金を科せられたという。
当時、コロッセオのロッセッラ・レア館長は「この訪問者が『壮大で象徴的なモニュメント』を傷つけたのだから、高額な罰金は当然です。歴史的な壁に文字を書くことは絶対に禁止されています」と述べたそうだ。(了)
出典元:METRO:Tourist caught ‘carving girlfriend’s name’ into Rome’s Colosseum with keys(6/25)