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プーチン大統領、「ワグネル」の反乱後、初めてテレビで演説

プーチン大統領、「ワグネル」の反乱後、初めてテレビで演説
Twitter/BBC Breaking News

ロシアのプーチン大統領は6月26日の深夜、「ワグネル」の反乱が収まってから初めてテレビに現れ、演説を行った。

 

「裏切り者」の反乱

 

プーチン大統領は、「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏の名前は出さなかったが、反乱を組織したものは「国を裏切った」と非難。

 

「ロシアの敵は、ロシア兵が互いに殺し合い、軍人や民間人を殺すことを望んでいた。そうすれば最終的にロシアは敗北し、我々の社会は分裂し、血なまぐさい内紛で窒息するだろう」と述べたという。

 

また「ロシアを混乱に陥れようとする脅迫や方法は、失敗する運命にある」とし、「裏切り者」の反乱を前に国は「団結」を示したと語ったそうだ。

 

そして、流血を避けるために身を引いた「ワグネル」の戦闘員と指揮官たちに、感謝の意を表した。

 

「ワグネル」の処遇について言及

 

プーチン大統領は、「ワグネル」の活動停止がまだ続くと示唆しており、ベラルーシのルカシェンコ大統領との和解交渉の結果として、「ワグネル」の戦闘員が、国防省と契約を交わすか、ベラルーシに移住するか選択できると述べたという。

 

その上で「ワグネルの指揮官や戦闘員の大半は愛国者だ。彼らは戦友たちに対して秘密裏に利用されたのだ」と語った。

 

演説の直後、テレビにはプーチン大統領が、セルゲイ・ショイグ国防相を含むロシアの主要な国内治安機関のトップと会談する様子が公開されたそうだ。

 

プリゴジン氏も音声メッセージを公開

 

プーチン大統領が演説を行う数時間前、「ワグネル」のトップ、プリゴジン氏も24日以来、初めてSNSを更新し、音声メッセージで次のように述べていた。

 

「反乱は、わが国の全領土における安全保障に深刻な問題があることを示したものであり、ウクライナ侵攻におけるロシアの軍事指導部の失敗のために、社会がそれを要求したのだ。反乱は、政権を転覆させることが目的ではなかった。私たちは、多くの血が流されることが明らかになった、その瞬間に立ち止まった。私たちがやろうとしていたことを示すだけで、十分だったと考えている。ロシアの血を流したくなかった。第二に、私たちは抗議のデモンストレーションとして行進した」

 

またベラルーシのルカシェンコ大統領とのやり取りについて、「ルカシェンコが手を差し伸べ、(ワグネルが)合法的な司法の及ぶ場所で、さらなる仕事をするための解決策を見つけると申し出た」とし、それ以上の詳細は語らなかった。

 

刑事訴追は取り下げられず

 

「ワグネル」の反乱が中止された後、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、プリゴジン氏に対する捜査は中止されると述べていた。

 

しかし26日、ロシア国営通信社「RIA Novosti」は、プリゴジン氏に対する反乱事件の刑事訴追は取り下げられなかったと報じている。

 

またロシアのニュースチャンネル『Brief』は、プリゴジン氏が26日にベラルーシの首都・ミンスクにある「グリーンシティ・ホテル」で目撃されたと報じているが、まだ正確には確認されていない。(了)

 

出典元:The Guardian:Vladimir Putin says enemies wanted Russia to ‘choke on civil strife’(6/26)

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