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タジキスタンで違法の誕生日パーティーを開いた、人気ポップシンガーに罰金刑

タジキスタンで違法の誕生日パーティーを開いた、人気ポップシンガーに罰金刑
写真AC

タジキスタン共和国は、公共の場での誕生日パーティーが禁止されているという、民主主義国家(独裁体制という見方も)の中では非常に珍しい国だ。

 

同国の裁判所は、先週、国内で人気のポップシンガーFirusa Khafizovaさんに、日本円にして約5万8000円の罰金刑を言い渡した。彼女は誕生日を祝うため、自宅以外の場所に友人知人を招いてパーティーを開いていたからだ。

 

親族で祝うことだけが許される

 

この件を報じた海外メディアによれば、タジキスタンでは「伝統と習慣に関する法令」の第8条で誕生日パーティーが禁止されているという。正確には、親族によるプライベートなお祝いは許されているが、それ以外は厳禁で、違反すると罰金刑となる。

 

この奇妙な法律は実際に施行されており、当局は証拠集めのために、ソーシャルメディアの写真投稿やビデオをモニタリングしているという。

 

ポップシンガーのKhafizovaさんの場合も、本人がインスタグラムに投稿したビデオ(現在は削除されている)が有力な証拠となった。そこには、レストランに集まった友人たちがパーティーを開き、彼女と一緒にヒット曲を歌う姿が映っていたそうだ。

 

※下の動画はKhafizovaさんのミュージックビデオ。

 

SNSに噴出する反対意見

 

Khafizovaさんが罰金刑になったことをきっかけに、この法律への不満を表明する声がSNSで湧き上がった。多くの人がこの法律を、国家による国民のブライベートな生活への侵害である、と捉えた。

 

一方の政府当局側は、一般国民の利益のためにこの法律を擁護している。公共の場での誕生日パーティーを規制すれば、国民は必要以上に豪華なパーティーにお金を使わなくなり、そのぶん家族や親類が本当に必要としている物事のために使えるようになる、というのが当局の意見だ。

 

タジキスタンでは誕生日パーティー以外に、結婚式や葬式にも規制があり、ゲストの人数や提供される料理の品数などが細かく決められている。

 

Khafizovaさんのように誕生日パーティーで罰金を課せられた例は珍しくなく、例えば2015年には、カフェで撮ったバースデーケーキの写真をフェイスブックに投稿した男性が、約7万円の罰金刑となっている。(了)

 

出典元:Myjoyonline:In this country celebrating your birthday in public is considered illegal(2/13)

出典元:Odditycentral:Tajikistan, the Democratic Country Where Celebrating your Birthday in Public Is Considered Illegal(2/13)

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