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ウクライナ軍がヘルソンの橋を攻撃、ロシア軍の補給路を遮断し、孤立化が狙いか?

ウクライナ軍がヘルソンの橋を攻撃、ロシア軍の補給路を遮断し、孤立化が狙いか?
Twitter/Rob Lee

ウクライナ軍は27日、ロシア軍の補給路を遮断するため、南部ヘルソンにある橋を攻撃したと発表した。

 

ロケット砲「HIMARS」で攻撃

 

その橋はドニエプル川にかかるアントニフスキー橋(Antonivskiy Bridge)で、ロシア軍が占領しているヘルソン市内への主要な補給路の1つになっていたという。

 

ウクライナ軍は、その橋を高機動ロケット砲システム「HIMARS」で攻撃し、破壊したと発表した。

 

ロシア軍の対ミサイル防空網は、この攻撃を阻止できなかったらしく、最大で18回の爆発があったと言われている。また上流に架かる鉄道橋も攻撃されたそうだ。

 

ドニエプル川の西側にはロシア軍の占領地域があるが、橋が攻撃され、そこからの補給路が絶たれると、西側のロシア軍部隊が孤立する可能性が出てくる。

 

Guardian/Institute for the Study of War

ウクライナ軍は映像も公開

 

ウクライナ軍はテレグラムで、27日の午前1時過ぎに橋の上にロケット弾が着弾する1分間の映像を公開した。またウクライナ軍南部司令部のナタリヤ・フメニュク報道官も、この攻撃を認めている。

 

 

しかしロシア側に任命されたヘルソン地域の副責任者であるキリル・ストレムソフ氏は、27日の朝、ロシアのメディアの取材に応じ、橋が砲撃されたことを確認したが、まだ完全には破壊されていないと答えている。

 

ただし橋の上では移動ができない状況になっているとも答えており、一時的に使用不能になっていることを認めた。

 

このような状況から、今後ロシア軍は補給をするために、フェリーなどの代替手段を使わざるを得ないと考えられている。(了)

 

出典元:The Guardian:Ukraine steps up attacks on Russian-occupied Kherson(7/27)

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