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【フランス暴動】市長の自宅に、燃えた車が突っ込む

【フランス暴動】市長の自宅に、燃えた車が突っ込む
Twitter/NEXTA

激しい暴動が起きているフランスで、ついに市長の自宅に車が突っ込む事件が起きた。

 

家には市長の妻と子供がいた

 

フランスでは、17歳の配達ドライバー、ナヘル・メルズークさんが警察官によって射殺された後、広範囲で抗議活動が行われ、やがて暴動に発展し、数千人が逮捕されている。

 

そんな中、7月2日の午前1時30分頃、ライ=レ=ローズ(L’Hay-les-Roses)市長のヴァンサン・ジャンブラン氏の自宅に、燃えた車が突っ込んだという。

 

※当初は家が放火されたとお伝えしたが、正確には、燃えた車が庭に突っ込み、ガレージなどの一部が燃えた、ということになる。訂正をさせていただく。

 

当時、ジャンブラン市長は市役所にいたが、妻と2人の子供は家で寝ていたそうだ。

 

Twitter/@F_Desouche

市長の自宅が標的にされるのは異例

 

この事件により、妻と子供の一人が負傷。その後ジャンブラン市長は、自宅への襲撃を「暗殺未遂」だとし、「引き下がらない」と誓い、「共和国を守り、奉仕する決意はこれまで以上に大きい」と語ったという。

 

フランスではここ数日、学校や警察署、役場、商店などが火災や破壊行為の標的になっている。しかし、市長の自宅がこのように個人攻撃されるのは異例だとされている。

 

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ソーシャルメディアが暴力を煽っていると非難。

 

またデュポン=モレッティ法務大臣も、スナップチャットやその他のアプリで暴力の呼びかけを共有する若者は、法的訴追を受ける可能性があると警告した。

 

また法務大臣は、警察に拘束された者の30%が未成年者で、中には13歳の者もいたと明らかにしている。

 

殺されたナヘルさんの祖母は7月2日、テレビ局の取材に対し、事件が暴動の口実にされており、家族は平穏を望んでいると述べ、暴動をやめるよう訴えたという。

 

ナヘルさんが殺された事件が起きて以来、フランスでは人種差別や不平等を巡る議論が再燃しているそうだ。(了)

 

出典元:METRO:France rioters rammed mayor’s home with burning car in ‘assassination attempt’(7/2)

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