トルコの首都でテロ攻撃、犯人が自爆する瞬間が撮影される
トルコの首都・アンカラで、自爆テロが起き、警官らが負傷した。
「不死身の大隊」が関与を認める
この事件が起きたのは10月1日、場所はトルコの議事堂の近くにあった内務省の庁舎前とされている。
トルコのアリ・イェルリカヤ内相は、2人の襲撃者が9時30分頃(現地時間)に車で到着し、1人は省庁舎前で自爆し、もう1人は「無力化」されたという。
これにより2人の警官が負傷。内務大臣は、この攻撃がテロであったと認めた。
その後、クルディスタン労働者党(PKK)とつながりのあるグループ「不死身の大隊」が攻撃を認めたが、トルコ政府は、犯人の1人がPKKのメンバーだったとの見方を示した。自爆の様子がこちら。
Turkey’s government said two attackers detonated a bomb in front of the Interior Ministry buildings in Ankara. One died in the explosion and the other was ‘neutralized,’ authorities said https://t.co/j3AAp6uMja pic.twitter.com/CwbePJ4j1h
— Reuters (@Reuters) October 1, 2023
2人目の襲撃者が自爆
「不死身の大隊」は、国会に近い省庁を狙い、内務省の前で自爆攻撃を行ったと認めた。
この事件では、まず1人目の襲撃者が車から降り、警備の注意をそらすために、庁舎内に小型爆弾を投げつけたという。
その後、2人目の襲撃者が内務省の門のそばで警備員に発砲、その後自分の体に巻き付けていた爆弾を爆発させて死亡したそうだ。
1人目の襲撃者も、その後敷地内に逃げ込んだが、即座に警察によって射殺された。
この攻撃により、警官2人が負傷。1人は胸を撃たれ、もう1人は両足と目を負傷したが、いずれも命に別状はないという。
戦闘機でイラク北部を空爆
トルコ政府はその後、自軍の戦闘機が、イラク北部のクルド人武装勢力と思われる標的を空爆したと明らかにした。
トルコ軍の戦闘機は、PKKの20カ所の標的を攻撃。洞窟や避難所、倉庫などを「破壊」し、多数のPKK工作員を「無力化」したという。(了)
出典元:BBC:Turkey: Two officers injured in blast outside interior ministry(10/1)
出典元:ABC News:Turkey strikes suspected Kurdish militant targets in northern Iraq after suicide attack in Ankara(10/1)