謎の女性が作る芸術的なパン、食べるのがもったいない
目を見張るような美しいパンを作るインスタグラマーがいる。
彼女が焼くライ麦パンは、芸術と食の境界線上にあると言っていいだろう。パン種の表面に浅い切れ目を入れて描いた模様は、草の葉やつる草がモチーフになっている。見ていると、模様の複雑さと緻密さに圧倒され、食べるのがもったいなく思えてくる。
これを作っている人物については、ほとんど何も知られていない。インスタグラムのアカウント名は「Blondie+Rye」で、名前はHannnah.Pとなっている。プロフィール写真を見ると(おそらく)女性だ。
いくつかの海外フード系メディアも彼女のパンを記事にしているが、本人については、米国ノースカロライナ州ローリー市に在住する女性という以外何も分かっていない。パン作りは仕事ではなく、趣味でやっているようだ。
フラワーガーデンのイメージも
彼女の作るパンには、色付きのものもある。フラワーガーデンやブーケをイメージした、フラットブレッド(無発酵で焼くシンプルなパン)のシリーズだ。こちらは、溢れんばかりの色彩が躍動している。まるで印象派の絵を見るよう。
色の材料として用いられているのは、スライスした野菜やスパイス類。例えば草花の茎を表現するのに青ネギが、花にはレッドビートやスライスしたパプリカが、バラのつぼみやチューリップのつぼみとして赤や黄色のチェリートマトが使われているそう。地面の土や砂利は、ゴマやキノコ類で表している。味は甘くなく、スパイシーが基本になっている。
彼女のインスタグラムアカウントには、こうした美しいパンの写真が1200点以上投稿されている。現在のフォロワーはなんと10万人以上。多くの人が「こんなに美しいパンは初めて見た」「パンでこれほど興奮したことはない」といったコメントを書き込んでいる。「ベーカリーショップを開くべきだ」という声もあった。
しかし、もし買って帰ったとしても、これほど芸術的なパンを食べてしまえるのだろうか……(了)
出典元:Colosdsal:Twisting Vines and Leafy Botanics Carved into Crusty Breads by Blondie + Rye(3/12)
出典元:Mail Online:Foodies are obsessing over the latest trend for ‘garden flatbreads’ – which come complete with capsicum ‘grass’ and cherry tomato ‘flowers’(2/20)