フェンスに頭がはまって動けなくなったコアラ、救出されるのは今回で3度目
これまで何度も救出されてきたオーストラリアのコアラが、今回もフェンスに頭がはまった状態で発見された。
今回も同じ保護団体に救助される
そのコアラは大人のオスで、アデレードのHappy Valleyにある電力会社「SA Power Network」の変電所付近で暮らしていたという。
そして7月17日、変電所のフェンスに頭がはまった状態で発見され、動物保護団体「Fauna Rescue」によって救出されたそうだ。
しかし、このコアラが救出されるのはこれが初めてではない。実は今回も含めて、これまで3回も「Fauna Rescue」に助けられてきたという。
It wasn’t a great start to the day for this curious 🐨 who got his head stuck in a fence at our Happy Valley substation. A big thank you to Fauna Rescue SA and our St Marys crew who released the Koala and took him into care for a check-up before his release back into the wild. pic.twitter.com/a6wX60AH6c
— SA Power Networks (@SAPowerNetworks) July 19, 2018
前回は車にひかれて保護される
このコアラが最初に救出されたのは、2016年1月。どうやら木の上から落ちたらしく、気絶した状態で発見されたそうだ。
その後「Fauna Rescue」において1週間保護され、やがて野生に帰されたとか。
しかし2016年には再び不運に襲われる。今度は車にひかれてしまい、やはり「Fauna Rescue」が救出。前回に比べて長く療養を続け、やがて回復したと見られている。
そして今回、フェンスに頭がはまった状態で救出されたのだが、コアラの命に別状はなく、その後の体調も問題ないという。
3回も助けられるとは本当に不運だが、それだけ野生動物が人間の世界で生きるのは危険なことなのかもしれない。(了)
出典元:METRO:Accident-prone koala bear rescued for a third time after getting stuck in fence(7/22)
出典元:UPI:‘Serial offender’ koala rescued from power station fence(7/20)