まさにオレンジ一色！中国やギリシャで街全体が異様な光景に包まれる

Instagram/g_antonakakis

先日、ロシアでも奇妙な色の雪が降ったが、内モンゴルやギリシャでも街がオレンジ色に染まる現象が起きた。

内モンゴル自治区で撮影された映像

まず中国の領土である内モンゴル自治区では、シリンゴル盟と呼ばれる場所で、このような現象が確認されたという。

この様子は動画でも撮影されており、そこには砂嵐によって濃いオレンジ色に街全体がすっぽり覆われた姿が映っている。

交差点にある信号機やビルの光もぼやけており、ドライバーにとっても非常に危険な状態になったそうだ。

大気汚染のレベルも上昇する

中国当局によれば、嵐によって巻き上げられた砂と塵は150万平方キロメートルにまで広がっており、西の新疆ウィグル自治区や北京の一部の地域でも影響を受けたという。

しかも北京では砂嵐のせいで大気汚染も危険レベルに迫ったため、当局は人々に対し家の窓やドアを閉めておくことや、外出する際はスカーフやマスクを着用するよう促している。

ギリシャでも通常の10倍もの塵

またギリシャでもサハラ砂漠から吹き寄せてきた塵によって、街全体がオレンジ色に染まった地域があったそうだ。

特にクレタ島の南にあるホリディ島はひどい影響を受けており、通常よりも10倍も濃い塵に覆われたと言われている。

Dust straight from the Saharan desert, now in Heraklion, Crete, Greece pic.twitter.com/NDlbmgfnfq

— Stavros Markopoulos (@macropoulos) March 22, 2018

Όπου να'ναι προσγειώνονται κ οι πρώτες καμήλες!! #sahara #creta #greece

A post shared by George Antonakakis (@g_antonakakis) on Mar 22, 2018 at 6:25am PDT

これにより地区の学校は休校となったが、気象学者によれば来週になれば状況は改善するという。

WOW!!!! Being on the beach in #Crete, Greece today isn’t what you’d normally expect. This is due to a huge #cyclone in the Mediterranean pushing winds towards SE Europe sending Saharan #dust up… #ExtremeWeather #duststorm report; @uyiiytrfok pic.twitter.com/17ASVVf3eU

— WEATHER/ METEO WORLD (@StormchaserUKEU) March 22, 2018