英上空に出現した火球、巨大な閃光を放ちながら轟音とともに落下する
先日、日本でも火球が目撃されたが、イギリスではそれよりも眩い光を放つ現象が確認された。
頭上通過時には轟音が響き渡る
それが目撃されたのは11月25日の真夜中過ぎとされ、隕石はフランス北部やイギリスのイングランド、ウェールズ地方を通過したとみられている。
複数の目撃者によれば、物体が接近した時にはゴロゴロという音が聞こえ、頭上を通り過ぎた時も2、3秒間、耳をつんざくような轟音が続いていたという。
専門家はやはりこれを、通常の流星よりも明るい光を放つ「火球」と呼んでいるとか。
下の映像はイングランド南部、Wiltshire州のWilcotという街で撮影されたもの。そこには想像以上にまばゆい光を放っては落下する隕石の姿が映っている。(ただし映像には音が録音されていない)
秒速20kmで落下、大きさは15センチか
イギリスのMeteor Observation NetworkのメンバーであるRichard Fleet氏によれば、この火球は過去3年間にイギリスで観測されたものの中で、2番目に明るいものだという。
また宇宙ステーションが秒速8kmで移動しているのに対し、この隕石は秒速20kmで落下してきたと考えられるそうだ。
さらに隕石は高度30kmほどの地点で、複数回爆発を繰り返したと考えられ、非常に明るく輝いてはいるが、大きさは約6インチ(15cm)しかなかった可能性があるとしている。
しかしそれにしても間近で観測していた人は、きっと落下すると思い、恐ろしい経験をしたに違いない。(了)
出典元:MailOnline:Blazing ‘fireballs’ shoot across the sky in southern England before ‘falling to earth’ as dozens of people report hearing a deafening boom(11/26)