赤ちゃんフラミンゴの足を熱から守るため、ブーツを履かせる動物園の取り組みが優しい
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生まれて間もないフラミンゴのために、手作りのブーツを履かせている動物園の取り組みが注目されている。
足が熱くならずに散歩できるように
その動物園とはシンガポールにある「Jurong Bird Park」。
そこで飼育されているオオフラミンゴは2ヶ月半前に生まれたばかり、体重も1.6kgしかないという。
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そしてフラミンゴ特有の長くしっかりとした足の骨格を形作るためには、日光にさらされ、毎日の散歩が欠かせないとか。
しかし建物の外の通路はコンクリートで覆われ、熱がこもっており、本来の生息地である南アフリカの湿地帯とは程遠い状況。
そのため飼育員は赤ちゃんフラミンゴの足が熱くならないよう、手作りの青いブーツを作り、履かせて散歩をさせているという。
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捨てられた卵から人の手で生まれた
そもそもこの赤ちゃんは自然に孵化したわけではない。飼育員が捨てられていた卵を発見し、繁殖研究センターの保育器の中で大切に暖められ、生まれたとされている。
そのためまだ仲間の群れと一緒に行動した経験もないそうだ。
しかしJurong Bird ParkのGerard Wanさんは、取材に対し次のように語っている。
「赤ちゃんの足が丈夫になったら、私たちは彼を群れに戻すつもりです。うまくいけば、群れと一緒になり、溶け込むことができるようになるでしょう」
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この赤ちゃんはまだ灰色をしているが、2年かけてその色が消え、やがては美しいピンク色を浮かべるようになるという。
そしてピンク色は、主にエビのような甲殻類を食べることで染まると考えられているそうだ。(了)
Squish loves flaunting those shiny blue shoes! This adorable ball of grey has been the subject of much love and pampering – human carers even custom made Squish a fancy pair of shoes for his daily exercise.
Wildlife Reserves Singaporeさんの投稿 2017年8月17日木曜日
出典元:DNA:These baby flamingo boots were made for walking(8/17)