英の動物園で、同性カップルのフラミンゴが卵を孵化させる
イギリスの動物園で、2羽の同性フラミンゴが卵を孵化させたとして注目を集めている。
オスの「カーティス」と「アーサー」
その動物園とは、イングランド南西部の町、デボンにあるPaignton動物園だ。ここにはオスの「カーティス」と「アーサー」というチリフラミンゴが暮らしているのだが、彼らは同性のつがいになっていたという。
そしてどこからか卵を見つけては、2羽で温め続け、先日ヒナが誕生したそうだ。(アイキャッチはイメージであり、今回の2羽ではない)
「カーティス」と「アーサー」がどのようにして卵を手に入れたのかは、明らかになっていない。
ただ職員によると、卵は「別のカップルが捨てた」可能性が最も高いという。
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同性同士の子育ては珍しくはない
鳥類学芸員のピート・スモールボーンズ氏によれば、同性同士の子育てはフラミンゴではよく知られた現象だという。
実際にチリフラミンゴや他の鳥の群れで同性同士の子育てが行われているが、どのようにして起こったのかは完全にはわかっていない。
チリフラミンゴは南アメリカ原産で、さまざまな国の浅い湖に生息しているが、卵の採取や観光による被害、採掘による生息地の劣化など、さまざまな要因により野生では減少しているそうだ。
Paignton動物園のスタッフは、今年の繁殖プログラムの成功に満足しており、今後数日から数週間でさらに多くの卵が孵化することを期待している。(了)
出典元:BBC:Same-sex flamingos hatch a chick at zoo(8/12)