誰が着せた?安全ジャケットを着用した野生のシカを発見【カナダ】
カナダで、警備員が着用するような安全ジャケットを着たシカが目撃され、問題となっている。
ジッパーが閉じられていた
そのシカが目撃されたのは先週末、場所はカナダのブリティッシュコロンビア州北部の町、マクブライドだという。
写真を撮影したのは、地元紙「Rocky Mountain Goat」の女性記者でもある、アンドレア・アーノルドさんだ。
彼女によれば、このシカは安全ジャケットを着ていたが、単に引っ掛けていたのではなく、ジャケットのジッパーがしっかりと閉じられていたという。
人々がシカにエサを与えている
そもそもこの町には多くのシカが住み、至るところにおり、人々はシカにエサまで与えているそうだ。
そのため、シカにジャケットを着せられるほど飼いならした人物がいると考えられるが、誰がそれを行ったのかは、現時点で分かっていない。
ブリティッシュコロンビア州の自然保護官であるイーモン・マッカーサー氏によれば、このジャケットはシカにとって危険であり、服が何かに引っかかり、シカが逃げようとしてパニックに陥り、怪我をする可能性があるという。
またジャケットが破けて、脱げれば一番良いが、そうならなければ自然保護官が脱がせるために、シカに近づいて鎮静化を図ることになると述べている。
ブリティッシュコロンビア州の野生生物保護法では、野生動物への嫌がらせは違法とされており、今回の行為も法に抵触するそうだ。(了)
出典元:CTV:Deer spotted wearing high-visibility safety jacket in Northern B.C.(11/26)