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カリフォルニア州の海岸に、ゴムのような青い生物が大量に漂着

カリフォルニア州の海岸に、ゴムのような青い生物が大量に漂着
X_San Francisco Chronicle

アメリカ・カリフォルニア州の海岸には先月末から、青い生物が大量に打ち上げられている。

 

「カツオノカンムリ」が何千匹も漂着

 

その生物は3月30日からサンフランシスコ湾岸地域の、いくつかの海岸に何千匹も打ち上げられ、積み重なり始めたという。

 

この生物は「カツオノカンムリ(Velella velella)」とされ、青く半透明な体をしており、体長は最大10cmとされている。

 

「カツオノカンムリ」は、風に吹かれて移動する海洋生物で、曲線を描く帆を海面から突きだして暖かい海域へ移動し、短い触手は水面下に垂れ下がって獲物を捕らえるそうだ。

 

自分で方向転換できない

 

「カツオノカンムリ」には毒もあり、触手に刺されると痛みを感じるが、「カツオノエボシ」に比べると毒性は弱いとされている。

 

ただし専門家は、「カツオノカンムリ」に触った後、顔や目を触らないように勧めている。

 

X_Deb

 

「カツオノカンムリ」は、これまでも世界中の海岸でしばしば大量に打ち上げられており、その光景は通常、春から初夏にかけて見られるという。

 

またこの生物は通常、外洋に生息しているが、海岸に吹き付ける大きな嵐によって陸に打ち上げられることもあるそうだ。

 

しかも自分で方向転換できないため、打ち上げられた「カツオノカンムリ」は、潮流で再び海に戻るか、死ぬまで海岸に取り残されるという。

 

サンフランシスコの沿岸には、北風と嵐により、この1週間で多くの「カツオノカンムリ」が運ばれてきたが、専門家は、今後数日間でさらに多くが打ち上げられる可能性があると予測している。(了)

 

出典元:Livescience:Thousands of strange, blobby creatures are washing up on California beaches(4/4)

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