米国の中学生が砂浜でメガロドンの歯を発見、数百万年前のものと推定
米国の女子中学生がノースカロライナ州の砂浜で、古代の巨大サメ「メガロドン」の歯を発見した。
メガロドンは数百万年前に絶滅したサメの1種で、これまでに知られているサメの仲間としては最大のもの。
家族でサメの歯探し
発見者のAvery Fauthさんはその日、家族と一緒にオンスロー郡ノース・トップセールビーチの砂浜でサメの歯を探していたという。海外メディアの取材を受けて、彼女はこう話している。
周りをあちこち見回していると、砂の中に何かが埋まっているのが見えました。掘り出そうとして砂をどけたのですが、いくら掘ってもそれは下の方に続いていました。こんなに大きな歯だったんです。私は掘り出した歯を手に持ち、大声で叫んで母親を呼びました。
Averyさんの家族はサメの歯を集めるのが趣味で、砂浜に行くことがあると必ずサメの歯を探しているそうだ。
珍しいメガロドンの歯は、一般のサメの歯とは格が違う一種のレアアイテムで、彼女の父親がこれまで20年以上探し続けて見つからなかったもの。熱心に探し続ける父親に影響されて、3人の娘もサメの歯探しの仲間入りをしたという。父親はメディアにこう話している。
驚きました。25年間探し続けて、私は何も見つけられなかったのに、彼女(Averyさん)がこんなに大きなものを見つけるなんて。ショックを受けると同時に、とても興奮しましたよ。
BEACH TREASURES: Avery Fauth found a megalodon shark tooth on the beach while on spring break! Her reaction to the find tonight at five on @wectnews pic.twitter.com/RgwOnTkKZz
— Kailey Tracy (@KaileyWECT) April 17, 2019
この日、家族は、ホホジロザメの歯など合計7個のサメの歯を見つけている。
Averyさんは、学校でこのことを報告するつもりでいるが、大事な歯は持って行かず、家にある「スペシャル・ボックス」に保管しておくそうだ。
絶滅したメガロドン
メガロドンは1800万年前〜150万年前に生存していたサメの1種で、現存するホホジロザメよりはるかに大きく、体長10メートルとも20メートルとも言われる。
メガロドンの歯は世界各地で見つかっているが、歯しか化石として残らないため、生前の姿は謎に包まれている。体長は歯の大きさから推定されている。
下にあるのはフロリダ自然博物館に展示されている、メガロドンの顎の骨の模型。
(了)
出典元:THE EPOCH TIMES:North Carolina Girl Finds Megalodon Shark Tooth at Beach, Likely Millions of Years Old(4/21)
出典元:WECT6:Girl finds megalodon tooth during spring break trip to NC beach(4/20)