米国で門を開け放したままにしていた男性の自宅の裏庭に、羊の大群が押し寄せるというハプニングが起き話題となっている。

 

草を食む羊を見て思い付いたのは…

 

羊の大群が押し寄せ話題となっているのは、米国カリフォルニア州リンコンで家族と共に暮らすScott Russoさん。

 

リンコンの地元政府は、自然火災の発生を減少させるため草を食べる羊や山羊を数千匹導入しており、Russoさんの自宅からも羊が草を食む光景が日常的に見られていたという。

 

ところがこの光景を見ていたRussoさんは、あることを思い付いてしまう。

 

それは幼い娘が至近距離から羊の姿を見ることが出来るよう、自宅の裏庭の門を開放し、羊を招き入れるということだった。

 

アイディア実行も致命的ミス犯す

 

そうと思い付いたRussoさんは、早速このアイデアを実行。

 

裏庭の門を開け放ち、やって来る羊たちを受け入れた。

 

ところがRussoさんはこの際、致命的なミスを犯してしまう。

 

羊がやって来た後も、開け放した門を閉めなかったのだ。

 

そのため他の羊につられるようにして、後から後から羊たちがRussoさんの自宅の裏庭へとなだれ込んで来てしまったのだ。

 

家族も途方に暮れる

 

一方、これを見ていたRussoさんの妻、Erinさんは最初こそ面白がっていたものの、止めどなく流れ込んでくる羊の群れに、やがて事の重大さに気付いたようだ。

 

Erinさんはこの時のことについて、「羊たちはあっという間にやって来て、私たちが気付く前の瞬く間に、数百もの羊がここにいました。私たちはただ、どうしていいか分かりませんでした」としている。

 

 

さらに羊たちは、「庭から出て行ってくれ！」と繰り返し叫ぶRussoさんに対し、慌てる素振りもなく庭を回遊。

 

その間にも新たな羊が次々と入り込み、Russoさんの庭は混沌と化していた。

 

なんとか全ての羊を追い出すことに成功…！

 

しかし、それでもこのような状態を放っておくわけにはいかない。

 

Russoさんはやがて、自ら裏庭の門を通り抜け、羊たちに出口までの道筋を示す。

 

さらにErinさんも羊たちの群れの後方に立ち、タンバリンを鳴らしながらトランポリンで跳ねて見せる。

 

 

すると羊たちは混乱したのか、次々と門へ向かって行く。

 

 

そしてなんとか全ての羊を裏庭から追い出すことに成功したRussoさんは、即座に裏庭の門を閉鎖した。

 

娘のために思い付いたアイデアのため、羊の大群に裏庭を占拠されることになってしまったRussoさん。彼とその家族が裏庭の門を開け放つことは、当分なさそうだ。（了）

 

 

出典：Fox News：Massive sheep herd invades California homeowner’s backyard（4/25）

出典：Thrillist：Man Leaves Backyard Fence Open, Freaks Out When 200 Sheep Invade & Refuse to Leave （4/26）