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コロナワクチンのために50万匹のサメが殺される、と動物保護団体が警鐘

コロナワクチンのために50万匹のサメが殺される、と動物保護団体が警鐘
写真AC

待望される新型コロナウイルスのワクチンだが、これを作るために大量のサメが殺されることになるかも知れない。

 

補助剤として重要なサメの油

 

現在開発中のコロナワクチンのいくつかには、サメの肝臓から抽出される油性物質「スクアレン(squalene)」が補助剤として使われている。スクアレンには、免疫反応を高めてワクチンの効果を強める作用があるからだ。

 

海外メディアによれば、イギリスの製薬会社「グラクソ・スミスクライン」は、来年5月から、コロナワクチン向けのスクアレンを大量生産し始めるとのこと。少なくともワクチン10億回分の量を予定しているらしい。

 

そうなると、当然、相当量のサメが必要になる。1トンのスクアレンを抽出するのに必要なサメは3000匹にもなるそうだ。

 

サメを保護する団体が警鐘を鳴らす

 

コロナワクチンの生産が始まれば、大量のサメが殺されるのではないかと、アメリカの動物保護団体「Shark Allies」が警鐘を鳴らしている。この団体は、2007年からサメを保護する国際的な活動を続けている。

 

同団体の試算によれば、スクアレンが含まれるタイプのコロナワクチンを全世界の人々が1回接種する場合、約25万匹のサメが殺されることになる。ワクチンが効果を発揮するのに2回の接種が必要となれば、犠牲になるサメの数は倍の約50万匹だ。

 

「Shark Allies」のエグゼクティブ・ディレクターであるStefanie Brendl氏は、海外メディアにこう話す。

 

野生の生き物から何かを採取することは、決して持続可能なやり方ではありません。(サメのように)食物連鎖の頂上に立って子供をたくさん産まない生き物については、特にそうだといえるのです。

今のところ、新型コロナウイルスがどこまで広がるのか、いつまで続くのかは分かりません。しかも、ウイルスの変異種がさらに出てくれば、別のワクチンが必要かもしれません。

こういった状況の中でサメを使い続けるなら、必要な量は年々増え続け、とんでもない数のサメが殺されるでしょう。

(了)

 

出典元:sky news:Coronavirus: Half a million sharks ‘could be killed for vaccine’, experts warn(9/28)

出典元:Metro:500,000 sharks could be killed for use in coronavirus vaccine(9/27)

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