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ロンドン橋でテロ事件、多くの市民が犯人を取り押さえ、ナイフを奪う【動画】

ロンドン橋でテロ事件、多くの市民が犯人を取り押さえ、ナイフを奪う【動画】
Twitter/RWK

11月29日、イギリスのロンドンでテロリストとみられる男が、通行人を襲撃する事件が発生した。

 

2人が死亡、3人が負傷

 

この事件が起きたのは午後2時前(現地時間)、場所はロンドン橋の北側とされている。

 

犯人の男は突然ナイフを取り出し、次々と通行人を襲撃。また当時男は、ニセの自爆用ベストを着ており、その後駆けつけた警察官に射殺された。

 

この事件で2人が死亡、3人が負傷。3人は病院へ運ばれ、現在治療を受けているという。

 

まだ犯人の男の名前も明らかにされていないが、男は最近刑務所から出所し、イスラム過激派のテログループとのつながりもあったと見られている。

 

ナイフを奪って遠ざかる男性の姿

 

実はこの事件では、警察が到着するまでに複数の市民が犯人と格闘し、その後ナイフを奪っていたことが明らかとなっている。

 

実際の映像にも、複数の男性が犯人を取り押さえようとしている様子が映っており、そのうちの1人がナイフを奪って、犯人から遠ざかり、人々に近寄らないよう促す様子も映っていた。

 

その男性について現場にいた目撃者のGeorge Robartsさんは「彼は道路を横切り、中央のガードレールを飛び越え、他の複数の人々と共に犯人と格闘していました」と語っている。

 

 

下の動画は犯人を射殺する場面。閲覧にはご注意いただきたい。

 

ロンドン市長、英首相も市民を称える

 

市民らの行動については、ネットでも賞賛の声が相次ぎ、ユーザーのSam Watsonさんも次のように語っている。

 

「警察の対応も素晴らしかったけど、ロンドン橋の犯人を拘束しようと命を危険を晒し、それに立ち向かっていく普通の人々の勇気を、私たちは迷うことなく賞賛します」

 

一方、ロンドンのサディク・カーン市長は、犯人に立ち向かっていった市民がニセの自爆用ベストには気付いていなかったとしながらも、やはり「危険に向かっていき、自らの安全を危険にさらして他人を救おうとする、一般のロンドン市民の勇敢さと英雄的資質が示された」と語っている。

 

さらにボリス・ジョンソン首相も、「ロンドン橋での攻撃において、他の人々の命を守るために、物理的に干渉した国民である彼らの並外れた勇気に敬意を表します。私たちの国のすべてを代表して、感謝を申し上げる」」と述べている。(了)

 

 

出典元:BBC:What happened at London Bridge today?

出典元:METRO:Heroes of London Bridge who took down knifeman before police arrived(11/29)

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