街中でドブネズミがハトを捕食、撮影された映像がショッキング
先日、ニューヨークからSNSに投稿された動画が話題になっている。普段は、なりを潜めているネズミが、路上に出てハトを襲撃。羽をばたつかせて抵抗するハトを咥えて放さず、舗道を引きずって行く、ショッキングな映像だ。
ブルックリン区の路上で
下にあるのがその動画。撮影・投稿したのは、ニューヨーク市在住のJessie Salinasさんという25才のアーティスト。海外メディアの取材を受けた彼は、ニューヨーク市ブルックリン区クリントン・ヒルにある高速道路(Brooklyn-Queens Expressway)の高架下で撮影したと言う。
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獲物に喰いついたネズミは、そのまま舗道を横切り、駐車してある車の下に入っていく。そこでハトの息の根を止め、食べるつもりなのだろう。
Salinasさんはこの場面に遭遇した時のことをこう話す。
「とても驚きましたよ。その時、自分でも気づかないうちにスマートフォンを出して撮影していました。このことにも我ながら驚きます。現代人のDNAには、撮影することが刷り込まれているようです」
見た人たちの反応は意外にクール
動画を見た人たちの反応が海外メディアに紹介されている。「ショックを受けた」「トラウマになってしまった」というようなコメントはもちろんあるが、「これが現実」という冷めた見方をする人が意外に多いようだ。
ある人はこの動画を、ニューヨークに住み着いていることでよく知られた動物(ネズミとハト)が繰り広げる「典型的なニューヨークのバトルだ」と言う。「なんてことだ、ニューヨークの2つのマスコットが、脚光を浴びるために戦っている」と同意する人もいる。
また、ニューヨークという街にある「食うか食われるか」のメンタリティーを、この動画は象徴していると見る人も。
撮影したSalinasさんには、ハトを助けなかったことを非難する声が届いているそうだ。それに対して彼は、「馬鹿馬鹿しい。あんなネズミに敢えて手出ししようとは思わない」と言っている。(了)
出典元:New York Post:Raging rat brutally attacks pigeon in NYC showdown(7/21)