動物園でクモザルに襲われた女児の動画が恐ろしい
動物園の動物は檻に入っているから観覧客は安全、と思うのは間違いだ。メキシコの動物園で、クモザルの檻に近寄り過ぎた女児が、災難に遭ってしまった。TikTokに投稿された動画が、ツイッターにまで拡散している。
女児の髪を掴んだクモザル
7月24日にTikTokに投稿されたその動画は、メキシコの動物園で撮られたとされている。冒頭には、11〜12才ほどの女の子がスマートフォンを片手に持ち、檻に向けて手を伸ばし、中にいるクモザルをからかう様子が映っている。
するとクモザルは、細長い腕を素早く伸ばし、女の子の髪をガッチリと掴んでしまう。金網の大きな目の間を、腕がやすやすと通り抜けたのだ。女の子は悲鳴を上げるが、クモザルは放さない。掴んだ女の子をさらに引き寄せようとする。
近くにいた大人の助けで自由になった女の子は、檻から離れようとした際、再び、今度は2匹のクモザルに捕まってしまう。
@greciadlg29♬ kiss me more – audios <3
この動画は投稿後3日で800万回以上再生され、ツイッターでもシェアされている。ツイッターに投稿した@Roadsidezoonewsさんは、「女の子が頭の皮を剥がされそうになった」と書いているが、それはちょっと言い過ぎだろう。
A TikTok video shows a girl nearly being scalped by a spider monkey after she swats the caged animal at a zoo in Mexico. #monkey #viral #roadsidezoo #monkeyattack #cagedanimal #boycottzoos #captivitykills #zoochosis #animalwelfare #caged #zoo #spidermonkey pic.twitter.com/i7sOKCVmQX
— Roadside Zoo News (@Roadsidezoonews) July 19, 2022
動画を見たTikTokユーザーの反応は、意外に冷ややかだ。「彼女は受け取るべきものを受け取った」「気の毒だが、原因は彼女にある」「この日(彼女は)原因と結果というものを学んだ」という声が多く上がっている。確かに、最初に彼女が手を出してからかったりしなければ、クモザルが興奮することはなかったかもしれない。
クモのように見えるサル
メキシコ〜南米の森林に生息するクモザルは、ほっそりした体と細長い四肢が特徴で、木の枝にぶら下がった姿がクモ(蜘蛛)のように見えるのが名前の由来だそう。(日本大百科全書(ニッポニカ))
クモザルの手は、枝にぶら下がるのが主な役割で、親指が退化しているため、物をしっかり掴むのは苦手なようだ。動画の女の子が何とか逃れられたのはそのせいかもしれない。(了)
出典元:The IndianExpress:Watch: Girl attacked by spider monkeys in Mexican zoo(7/27)