先住民が「スピリット・ベア」と呼ぶ、稀少な白いクマを撮影
アメリカで定点カメラが、珍しい白いクマの姿を撮影することに成功した。
ミシガン州の半島で目撃
そのクマが撮影されたのは今年の9月、場所はミシガン州のアッパー半島西部とされている。
そこに設置された定点カメラは、白っぽい体をしたアメリカグマが、ハンターの置いた餌を物色しているところを捉えたという。
このような白いアメリカグマは、アメリカ先住民から「スピリット・ベア」と呼ばれているそうだ。
カナダ西部にも多く生息
この白いクマは、ホッキョクグマでもアルビノでもない。劣勢遺伝子を持つ母親と父親との間において、100万分の1の確率で誕生するという。
また自然界で白い毛を持つアメリカグマが生まれる場合、ほとんどが亜種の生息するカナダ西部になるそうだ
その亜種は「カーモードベア」とも呼ばれ、カナダ西部の島々に生息しており、個体数の10〜20%が白い毛を持っていると言われている。
ミシガン州に設置されたカメラでは、これまでもシナモン色や、ブロンドやチョコレート色のクマも撮影されるが、やはり白い毛のクマはかなり珍しいという。(了)
出典元:FOX13:Rare white black bear caught on Michigan trail camera(9/20)