イギリスの動物園でフォッサの3つ子が誕生、91年の歴史で初めて
イギリスの動物園で、かわいいフォッサの赤ちゃんが3匹も生まれ、動画も投稿されている。
生後12週間の愛らしい姿
その動物園とは、イングランドにある「チェスター動物園」だ。
ここでは今年の7月に、絶滅の危機に瀕している肉食動物、フォッサの赤ちゃんが3匹も生まれたという。
そして先日、生後12週間の愛らしい3つ子の赤ちゃんが、巣穴から出てきたところを飼育員によって初めて目撃され、動画が撮影された。
✨ Chester Zoo first as RARE FOSSA PUPS born ✨
The trio have emerged from their den and are now exploring and playing together 🐾
Only 2600 fossa remain in Madagsacar 🇲🇬 where our conservationists are working to protect and restore habitats after mass deforestation 🌳 pic.twitter.com/GqHqKEQkcF
— Chester Zoo (@chesterzoo) September 30, 2022
オス1頭とメス2頭
3つ子は、5歳になる大人のフォッサ、「シャラ」と「イサロ」の間に生まれたもので、オス1頭とメス2頭であることが確認されたが、飼育員たちはまだこの子たちの名前を決めていない。
動物園の飼育員であるレイチェル・ボートライトさんは、次のように述べている。
「まだ日が浅いものの、3匹の子供はとても元気で、今は自信に満ちています。もちろん、すべて母親の監視のもとで、一緒に木に登ったり探索したりすることを学んでいます」
A tiny trio of FOSSA pups! 🐾
Zookeepers have revealed the new arrivals as one male and two females☝️✌️
Names will be revealed soon… pic.twitter.com/mUX3yLdyKg
— Chester Zoo (@chesterzoo) October 5, 2022
マングースの遠い親戚
フォッサは、鼻から尾の先までの長さが6フィート(約1.8m)、体重は12kgにまで成長し、猫のような生き物だが、実はマングースの遠い親戚だという。
東アフリカのマダガスカル島がもともとの生息地で、島では最大の捕食者とされ、キツネザルや野ブタ、ネズミなどを捕食するそうだ。
しかし森林破壊によりこの種の絶滅が懸念されており、野生のフォッサは2600頭ほどしか残っていない。
チェスター動物園の保護活動家は、10年以上にわたってマダガスカルの絶滅危惧種の生息地の保護に協力しており、今回フォッサの子供が生まれたのも、動物園の91年の歴史で初めてのことになるという。(了)
出展元:MailOnline:Chester Zoo shares adorable footage of the first fossa pup triplets born in its history(9/30)