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イスラエル軍がガザ地区への地上侵攻を継続、国内でも反戦デモ

イスラエル軍がガザ地区への地上侵攻を継続、国内でも反戦デモ
X_Oren Ziv

イスラエル軍がガザ地区へ事実上の地上侵攻を開始し、イスラエル国内でも反戦デモが起きている。

 

「戦争の第2段階に入った」

 

イスラエル政府は、まだ正式に明言していないが、27日夜からガザ地区への地上侵攻を行ったと見られている。

 

イスラエルのYoav Gallant国防相は28日、ビデオ演説で「われわれは地上と地下を攻撃し、あらゆる階級のテロ工作員を、あらゆる場所で攻撃した」と述べ、地上侵攻を継続する姿勢を示した。

 

そしてイスラエル軍のスポークスマンは、「ガザ住民への緊急メッセージ」として北部の民間人に対し、一時的に南部に移住するよう呼び掛けた。そして「激しい敵対行為が終われば、ガザ北部への帰還は可能になるだろう」と述べたという。

 

イスラエルのネタニヤフ首相も28日夜、テルアビブで記者会見を行い、「戦争の第2段階に入った」と認めた。

 

またネタニヤフ首相は 「私たちの要求は非常に明確です。ハマスの軍事力と政府能力を破壊し、犠牲者(人質)を帰国させることです」と主張。しかし地上侵攻により、人質を危険にさらすことになるのでは、との質問に対しては明確に答えず、「ハマスの破壊という目標を変えるつもりはない」と述べたという。

 

イスラエル国防省付近で反戦デモ

 

このような動きに対し、イスラエルのテルアビブにある国防省近くでは、反戦デモが行われ、参加者が「停戦」と書かれたプラカードを掲げたという。

 

また他のプラカードにも「今すぐ彼ら(人質)を連れ戻してください!」や「イスラエル人は今すぐ停戦を求める」「戦争に勝者はない」と書かれていたそうだ。

 

 

アメリカ・ニューヨークにあるグランドセントラル駅のメインホールにも、主にユダヤ人が集まり、イスラエルに停戦するよう訴えたという。

 

しかしこの大規模なデモは警察によって鎮圧され、数百人(警察は200人、デモ主催者は300人と主張)が逮捕されたそうだ。

 

 

イギリスのロンドンでも28日、イスラエル軍がガザ地区へ地上侵攻を開始したことを受け、親パレスチナのデモが行われ、数千人が参加したという。

 

トルコのイスタンブールでも、大規模な親パレスチナ集会が開かれ、エルドアン大統領も出席。「ハマスはテロ組織ではない。イスラエルは占領者だ」と繰り返した。

 

またEUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表も、イスラエルを批判。「子供を含むあまりにも多くの民間人が殺害された」とし、「これは国際人道法に違反している」と指摘した。

 

その上で「人道的アクセスを可能にするためには、敵対行為を一時停止することが緊急に必要である。我々は、イスラエルに対する継続的な無差別ロケット攻撃を含む、民間人に対するあらゆる攻撃を非難し、全ての人質の即時かつ無条件の解放を求める」と述べた。

 

ガザ地区の通信遮断、イスラエルは回答拒否

 

ガザ地区では、イスラエル軍の地上侵攻が始まった27日夜から、通信が途絶し、電話やネットが使えない状態が続いているという。

 

しかしこの措置をイスラエル側が行ったのか、との記者からの質問に対して、イスラエル軍の報道官は回答を拒否。「我々は、一時的であれ恒久的であれ、必要な限り軍隊の安全を確保するためにやるべきことを行う。他に何も言うつもりはない」と述べた。

 

このような事態に対し、アメリカの起業家であるイーロン・マスク氏は、スターリンク衛星サービスを「ガザの国際的に認められた援助団体」に提供すると述べた。

 

 

またニューヨーク州選出のオカシオ・コルテス下院議員(民主党)は、次のように述べ、イスラエルによる通信遮断を強く非難した。

 

「人口220万人の通信をすべて遮断することは容認できない。ジャーナリスト、医療専門家、人権活動家、罪のない人々が、すべて危険にさらされています。このような行為をどうやって擁護できるのか、わかりません」(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: Israeli PM Netanyahu speaks in Tel Aviv, signals ‘second stage of war’ against Hamas, pledges to ‘abolish this evil’(10/28)

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