アイスランド、首都の近くで火山が噴火、その距離わずか30km
アイスランドの首都付近で火山が噴火し、溶岩が流れ出しているという。
1週間前から小さな地震
アイスランドの気象庁の発表によれば、7月10日に、首都レイキャビクから約30kmの地点で、火山が噴火したという。
現在も地面から煙が立ち昇り、溶岩も噴出しており、車を止めて写真を撮る人々もいるそうだ。
これまでの1週間、この地域では何千回もの微弱な地震が記録されており、地下のマグマが動き出し、噴火が間近に迫っていることが示されていた。
„Í stuttu máli er þetta töluvert meira gos heldur en hin tvö, í byrjun. Það stækkaði verulega fyrsta klukkutímann. Sprungan er um 900 metra löng sem er miklu lengra heldur en í hinum gosunum. Hún er töluvert virk og hraunið er í heildina orðið svona einn og hálfur kílómetri.“ pic.twitter.com/57aTPQp7KH
— Fréttastofa RÚV (@RUVfrettir) July 10, 2023
過去に噴火した場所の近く
今回、溶岩が噴出した場所は、過去2年間に起きた2つの噴火の地点から数キロしか離れていないという。
最初の噴火は2021年3月19日にGeldingadalur渓谷で起こり、6カ月間続いたそうだ。2回目は2022年8月3日にMeradalir渓谷で起こり、3週間続いたと言われている。
2021年の噴火以前、この地域は8世紀にわたって休眠状態にあった。しかし火山学者たちは今後、活動が活発化する新たなサイクルが、数年間続く可能性があると考えている。
これまでのところ、この地域の噴火はそれほど危険ではなく、航空交通への影響もない。
アイスランドには現在33の火山系があり、これはヨーロッパで最も多く、平均して5年ごとに噴火が起きているという。(了)
出典元:The Guardian:Smoke clouds and lava as volcano erupts near Icelandic capital(7/10)