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アイスランド、首都の近くで火山が噴火、その距離わずか30km

アイスランド、首都の近くで火山が噴火、その距離わずか30km
Twitter/@RUVfrettir

アイスランドの首都付近で火山が噴火し、溶岩が流れ出しているという。

 

1週間前から小さな地震

 

アイスランドの気象庁の発表によれば、7月10日に、首都レイキャビクから約30kmの地点で、火山が噴火したという。

 

現在も地面から煙が立ち昇り、溶岩も噴出しており、車を止めて写真を撮る人々もいるそうだ。

 

これまでの1週間、この地域では何千回もの微弱な地震が記録されており、地下のマグマが動き出し、噴火が間近に迫っていることが示されていた。

 

過去に噴火した場所の近く

 

今回、溶岩が噴出した場所は、過去2年間に起きた2つの噴火の地点から数キロしか離れていないという。

 

最初の噴火は2021年3月19日にGeldingadalur渓谷で起こり、6カ月間続いたそうだ。2回目は2022年8月3日にMeradalir渓谷で起こり、3週間続いたと言われている。

 

2021年の噴火以前、この地域は8世紀にわたって休眠状態にあった。しかし火山学者たちは今後、活動が活発化する新たなサイクルが、数年間続く可能性があると考えている。

 

これまでのところ、この地域の噴火はそれほど危険ではなく、航空交通への影響もない。

 

アイスランドには現在33の火山系があり、これはヨーロッパで最も多く、平均して5年ごとに噴火が起きているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Smoke clouds and lava as volcano erupts near Icelandic capital(7/10)

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